空が綺麗な場所だった。


決して遠くなく、近すぎもしないちょうどいい距離の場所。


丘の上で開けていて、陽当たりも風通しも空気も良い所だった。


眺望も良くて、遠くには、横浜のランドマークタワーが見えた。



会いに行くよ。


ちょくちょくとまではいかないけど、お前のことを思い出す度に、顔を出すよ。


言いたいことは、もう全部6年前に言ったから…。


今日は多くは言葉にしないよ。



だから、一言だけ…


お前が入っている小さな白い壺に手をやって念じた……あの時自然と出てきた思い。



『またな』



来世では、お互いに爺になるまで一緒に戦おうな。