こちらのブログを読んでくださっている皆様へ。

わたしが今、お手伝いをさせて頂いている講座の

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どちらも、目からウロコ間違いなし!の講座です。

ぜひ、お時間がありましたら、足をお運びください!


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【 東京国際芸術祭 リージョナルシアターシリーズ 】 参加作品。


「皆さん、何から逃れてきたんでしょうね」


現実 と 虚構 が入り混じる劇中劇の要素が含まれた舞台。


公演の砂場の横にあるテントにこもり、台本を読み続けている女と

女に撤退してもらうよう、いきり立ち、直談判しに来た、役員の男。


女は台本を男の前で、読み始めます。

過去に上演した台本のようで、その当時の情景が展開されていきます。

しかし、次第に、男すらも、今おきていることは現在なのか過去なのか

虚構なのか分からなくなっていくのです。


抽象的で美しい台詞が耳に心地良かったのですが

内容をよく理解できないままに、終わってしまったというのが正直なところです。

(おおまかな、外枠だけは、残っているのですが・・・・)


特筆すべきは、細部まで至るその絶妙な色彩感覚でしょう。


舞台転換時に活用されているプリント柄の布をふくめ

割と派手な色が溢れるように目に飛び込んでくるのですが、

決して、うるさくないのです。


主宰であり、演出である池田さんの鋭いセンスが見えます。

劇作家でもあり役者でもある樋口美友喜さん。

「女子高に居たら相当モテるだろうな」と思わせる中性的な色気があります。


池田さんと二人でいたら、ゴールデンコンビだろうなあ。


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くろいぬパレード「ヤモリ」

テーマ:

『くろいぬパレード』http://http://homepage1.nifty.com/kuroinu_parade/                                      


「芝居を知らない人に楽しんでもらえる芝居」

を作ることを指針としている劇団です。                     

                                 

私は初見でしたが、観劇後に体中の力が抜けてしまうほど

設定にのめり込み、舞台に見入っていました。久しぶりの感覚です。

感情移入しやすい方なのですが、現在の私に訴えかけてくる要素が

多かったこともあり、この芝居が自分を見直す良いきっかけを与えてくれました。                     

演劇の特性を利用した目新しい手法を展開している訳ではありませんが
しっかりと根の生えた、まずテキストありき!と言える深い人間ドラマを

ご覧になりたい方にオススメしたい劇団です。

状況設定や人物背景がしっかりと描かれているので

「お芝居って観に行ってみたいけど、ちょっと抵抗あるな・・・」

という方にもテレビドラマを見る感覚で薦められるのではないでしょうか。

ただ、ある意味『お客様に優しいお芝居』ではないかもしれません。


確かに展開は分かりやすく理解はしやすいですが、

精神面に与える影響を考えると優しくはないような気がします。
というのも、笑いを随所に交えてはいるものの、人として痛々しく

醜い部分をエイヤッ!と突かれる瞬間が描かれているからです。



その分だけ、何気なく過ごしている

日常生活を見直すきっかけになりうるのだと思います。



以下、省いてはいますが、おおよその内容を表記します。


全身麻痺で顔のみが動かせる状態の父親の様子をうかがうために、久しぶりに玉木家に集まった四人兄妹。父親は炭火焼き職人で、実家は工場のようです。しかし、玉木家では兄妹達が見たことのない面子がいつの間にか両親と一緒に暮らしています。まるで本物の息子や娘のように両親と接する住み込み働きの三人を見て、表では愛想を振りまきながらも、裏で四人は不快な感情をあらわにします。そして過去、父親との大喧嘩の後に家を飛び出していった長男、樹一郎が父親と対面した瞬間から、この二つの家族の亀裂は決定的なものとなってゆきます。父親に対して暴言を吐く樹一郎を住み込みの岩熊が殴り大騒ぎになってしまうのです。



ここで、住み込みの人々の方が、息子達よりも両親との心理的距離が近いことが、徹底して観客に知らされます。私はどちらかというと四人兄妹の方に感情移入していました。実際、こんなことが起きたら焦るんじゃないでしょうか。自分が悪いのは百も承知だと思うでしょうけど、やはり血の繋がりを前面に押し出したくなってしまうと思います。
ここで実の親への無条件の愛と信頼を期待している自分がいることに気付いてアイタタ!です。



さて、当初は父親に刃向かっていた長男ですが、一度つぶしてしまった店を再度オープンさせるために、頭を下げて三千万の金を要求します。長男に実家をついで欲しい兄妹達は必死で長男の行動を止めようとします。しかし、父親は三千万を出すと言います。そして二度と俺の前に顔を出すなと言い切り、絶縁を申し出るのです。



私はここに父親としての最後の愛情が見えました。素直になれない父親が最後に見せた優しさだったのだと思います。しかし長男は結局はそれを受け入れることが出来ずまた口論を繰り広げてしまいます。そして、四人兄妹の親族であるが故の責任のなすりつけ合いや甘えが益々ヒートアップし、父親が死に、そして遺産相続で揉め、最後は殺人罪で服役していた事実がバレて家を追い出され、ヤクザに転身した岩熊がボケた母親を引き取っていくのです。四人兄妹は、母親がボケていることにすら気付かないのです。



展開には納得がいくものの、観ている方には本当に辛いものがあります。何とか二つの家族の調和を保とうとしていた母親がどれだけの孤独を抱えていたのかと思うといたたまれません。遺産相続をし店を再度オープンしようとした長男は結局、誰の理解も得ることが出来ないまま一人になり、慟哭し続けます。「しっかりしろよ兄貴」となだめる三男の胸に顔を押し付け号泣する長男。
胸がぎゅっと締め付けられるような、ずっしりと重石を乗せられるようなラストです。



ただ、ちょっと気になった点は、長男である樹一郎が途中で住み込み働きの岩熊に理解を示し始めるところです。結局、樹一郎は岩熊が殺人罪で服役していたことが露呈した後に再び彼を蔑視するようになりますが、その事実が露呈しなければ岩熊との関係が丸くおさまっていたのかと考えると不自然なような気がします。都合良く態度を変える、それが樹一郎の人物設定なのかもしれませんが、それならば周囲の発言からしぶしぶ理解を余儀なくされているように見せておいて、岩熊が前科持ちであることが発覚したときに「やっぱり俺の言った通りだろ?」とでも言うような台詞を吐かせた方が観客に対する説得力が増すのではないかと思ったりもします。



しかし、これだけ書いてみて「かなり入り込んでいたんだな」と

改めてドラマの威力を痛感した次第であります。                                       

役者さんにも力量があり安心して観られました。

今度は芝居を観たことのない友人を誘って観に行きたいですね。



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