JGP第6戦 スロベニア大会/リュブリャナ2024 女子
結果
1 Sophie Joline von FELTEN USA 197.41 4 1
2 Jia SHIN KOR 193.04 1 2
3 Mei OKADA JPN 190.93 2 3
4 Rena UEZONO JPN 181.27 5 4
SP結果
FS結果
順位順にSP、FSと掲載しておきます。
総合1位 Sophie Joline von FELTEN
SP
4 Sophie Joline von FELTEN USA 19 66.65 40.06 26.59
3A3T 2A /3F
FS
1 Sophie Joline von FELTEN USA 32 130.76 76.77 53.99
3A3T 3Lo 3A 3Lz /3Lz2A2A 3S 3Fq堪2T
おっと、SP,FSともに3A決めて優勝してしまいました。着地はあまりよくないような気もするし、試合によったらqあたりとられるかもしれないような気がしないでもないジャンプを跳んでいるような...だけどこの大会ではFSの最後のジャンプq一つに抑えたのが大きいです、表現力が高いタイプではないはず。目が離せない、ってことはないでしょ?ましてや曲が大きくなるような気はしないし。だけど、曲の雰囲気はしっかりつかんでいるし、リズムもはずさないから、不満はでないかな。スケーティングは上位選手の中で一番見劣りするのじゃないでしょうか。エッジ使いがあらっぽいし、曲が変わっても同じ調子、同じ勢いですべってません?
総合2位
SP
1 Jia SHIN KOR 13 69.24 39.46 29.78
3Lz3T 2A /3F
FS
3Lo 3S 3F!堪 2A /3Lz3Tso 3F!2A 3Lz
タイ大会/バンコクではSP、FSともにミスがでて表彰台をのばしました。体型変化のせいじゃないかと疑っています。
が、この大会は調整してきました。まだまだ今年のJWCあたりにくらべるとよくないです。Fのエッジに!がでてますし着地が不安定なジャンプがありました。3連が2連になって点数を失いましたし、スピンのとりこぼしもあります。
だけど、SP、FSともにすでにすてきじゃないですか。シニアにいっても見劣りするどころか、まちがいなく上位にいれたいエレガントな表現力。タイ大会では振りはいいのだけどど...と見ていたSPはデリケートな中にパワーを感じるものになっています。自然な流れがありながら情熱を感じさせるフローがありました。
FSのダフニスとクロエはラヴェル作曲でバレエ・リュスが初演の作品です。クラシックバレエとして上演されることもあればモダンバレエ扱いされることもあるという立ち位置にある作品なのを意識してローリーは振り付けたのではないのか?なんて印象をいだきます。しかし、この雰囲気、ほんとジュニア離れしてます。韓国女子はジュニア時代はよくてもシニアになると成績を落としてしまうパターンが明らかにありますが、シア・ジンは乗り越えてほしいものです。シニアレベルの年齢制限は今17歳。そしてこの選手、2008年3月生まれで現在16歳。来年、シニアにあがれますよね?となると、今シーズンうまく調整していけば、来シーズンのシニアをかきまわす存在になるのじゃないか、なんて今から思ってしまったりします。
総合3位
SP
2 Mei OKADA JPN 22 68.34 39.30 29.04
FS
3 Mei OKADA JPN 34 122.59 64.60 57.99
F!3T 3Lo 3S 2A /3F!2T2Lo< 3Lz2A 3Lzso
この試合、ルッツが得意でフリップが苦手という選手が多かったのかもしれませんが、それでもFのエッジをしっかりととっているということを数字が証明しているような気がします。3Lzで!をとられたのは4回、eをとられたのは4回。3Fで!をとられたのは12回、eをとられたのは0。ここまでちがうと、といいうかんじではないですか?さらにいうと、eはあきらかにミスですが、!は結構、ジャッジのさじ加減のところありますからねえ...芽依ちゃんもとられていますが、別の試合ならとられないかもしれないです。
2010年生まれの14歳で、1位、2位とくらべていかにもジュニア、という体型です。151cmと小柄ですし、軽い身体でとんでいるのか?という気がしないでもありません。
だけど演技そのものは面白いです。SPをみたときはよくもここまで大人っぽい振りをつけたな、と思いましたが、音の取り方、とくにゆったりとしたところのとりかたがよくないですか?音に負けないどころか、一体化してしまっているようなところがあります。この体型の選手が!?というちょっとした驚きも。
総合4位
SP
5 Rena UEZONO JPN 10 63.09 35.49 27.6
2A 3Lzq詰3T /3F
FS
4 Rena UEZONO JPN 31 118.18 61.18 57.00
3Lz3T 3Lo 3F!2T 2A /1Lz2ft 3F 3S2A2T
美保子先生の振りって独特というか、勝手に物語をこしらえたり意味づけしたりするようなところがあります。その中でも、どハマりして、独自の世界こしらえてしまう選手っていますよね?ほんとに高校生(or 中学生、大学生)なの?っていう疑問が頭をよぎる、という意味でいってます。ぱっと浮かぶのが昌磨くん。
この恋奈ちゃんもまさしくそれにちがいありません。お子様はお呼びでないはずのシャンソンだの、とんでもなく重い「鐘」だの、曲負けするどころか目が離せない演技をみせてくれます。昨シーズンもすでにその傾向をはっきりとみせてくれましたが、今シーズンはますますこの傾向が色こくなったのじゃないでしょうか。
SP、FSともにジャンプミスがでてしまい、表彰台にはあがれませんでしたが、なに、昨シーズンだって、GPSは4位、そしてJWCで3位です。シーズン通して安定して強いのにこしたことはありませんが、大事なのは後半です。しっかり調整して全日本以降に成績をのこしてください。
今後でてくるかどうか疑問はありますが、すごいジャンプでみごたえがあったのでもう一人、SPだけのせてみます。SP
3位、FS6位で総合5位となったイタリアのアンナ・ペゼッタです。滑りもポージングも悪くないですよ。
3 Anna PEZZETTA ITA 30 67.14 38.98 28.16
