なんだか誤解されそうなタイトルですみません。もっとましなのが思い浮かばなくて。
金メダリストになるのを見ることが、自分の悲願なんだなあ、と久しぶりに思ってしまったのでそれについてぐずぐず書きます。適当に無視してください。
Xをみてると、以下の書き込みが表示されます。
Stephen's ISU biography has been updated. He is now coached by Lee Barkell and Benoît Richaud. Benoît is his sole choreographer. His 2024-2025 program music is also listed. SP: Mugzy's Move Medley by Eddie Nichols pic.twitter.com/fy9IXLoaQI
— Stephen Gogolev fan blog (@gogogogolev_) August 27, 2024
すっかり忘れてました。そういえばスティーブン・ゴゴレフのファンクラブのブログをフォローしていたのでした。
書いてあることは、ゴゴレフのバイオグラフィーが更新されたというニュース。
コーチがバーケルとブノワ・リショーに変更になりました。アルトゥニアンから離れたのはいいことです。185 cmと大きくなりすぎた、というのがノーヴィス時代の天才少年がいまだにWCすら出場できていない大低迷を迎えた最大の理由なんでしょう。ジュニアでまずまずの成績を残したロシア男子がシニアではさっぱり、というのと同じ現象に見えます。
PBがジュニアの試合っていうの、日本人男子なら、まず、考えられないですよね?だけどロシア男子はちゃんと調べたらかなりいそう。プルシェンコ、ヤグディンがWCやオリンピックで勝ったのは、ミーシンのすばらしくまともなジャンプ指導をうけて努力したから、という理由があるにしても、プルシェンコ178、ヤグディン175と、ロシア人男子にしてはそれほどごつくない体型もあるのじゃないかなあ。ロシア人男子はシングルより、ペア向きよねえ。アイスダンスもいけるかな。
男子とはまったくちがい結果がでているとはいえ、ロシア女子でも起こっている現象は結局は同じなんでしょう。ロシア女子がそうそうに引退してしまう理由の一つは体型変化なんじゃないかと疑いがどうも消えずにあります。ごつめの体格になってもなんとか4Tとぶなんてワリエワぐらいじゃないかしら。そして一線級に復活をとげたのはリーザぐらいじゃないかな。
ゴゴレフの場合、コーチにも問題があったにちがいありません。アルトゥニアンのところにいたのがまちがいじゃないかな。あそこの門下で点数はともかく、本当に質のいいジャンプや滑りをみせた選手っていたのだろうか。昔から指示しているリー・バーケルにしぼったほうがたぶん、いいでしょう。
昨シーズンはSPシェイリーン、FSリショーでしたが、今シーズンはSP,FSともにリショーだけとなりました。音楽は
SP:Mugzy's Move Medley by Eddie Nichols
FS: Time Lapse by Christian Reindl & Lucie Paradis, Adriàn Berenguer, Uno Helmersson, Michael Nyman arranged by Cédric Tour
こうなると、アダム・シャオ・イム・ファがリショーが振り付けをするようになっていきなり覚醒したのと同じことが再現しないかしらん、なんて考えが頭をかすめます。
いや、やっぱり体格がネックになるはず。シャオ・イム・ファは167cmですし、特筆する成績はなかったとはいえ、ジャンプなどで目を覆うということはありませんでした。
ゴゴレフがノービスのころ、演技をみたときは、カナダ男子がやっとオリンピックで金メダルをとることになるかもしれない、なんて期待してしまったんですけど、実現しそうな気がしません。だいたいWCに出場すらしていません。実際にゴゴレフの演技をみると、顔がくもってきますし。昨シーズンも上昇の兆しはみえませんでした。今シーズンも、どうだろ。今年の冬に誕生日がきたら20歳なので、少しは安定してほしいけど...
こんなのでぐずぐずいいつづけるのは、カナダのスケーターがオリンピックで金メダルをとるのを見ることが自分の悲願だからでしょう。カナダの滑りが昔から大好きなんです。スピード感とエッジの面白さを堪能できます。カナダの国民的スポーツであるアイスホッケーの影響なのかもしれません。足下だけを動かすのではなくて、全身を使うかんじ。筋肉のパワーが必要な滑り、だけど、荒っぽい力業でなくて、爽快。氷の魅力を感じるというか。個性はそれぞれちがうのですけど。さらにはは音楽をきいて表現する、という姿勢がはっきりしています。
特に男子の印象が強い。オーサー、カート、ストイコ、バトル、パトリック・チャン。フィギュアをみはじめてカナダ人のWC優勝は12回。4回転をとびはじめたのもカナダです。カートが最初です。問題は「カナダののろい」といわれるオリンピック金メダルと縁がないこと。同じだけ優勝しているアメリカは数度、オリンピックの金メダルをとっているというのに。
アイスダンスはテサモエが二度とってるんですけどね。
カナダ男子がオリンピックで金メダルをとるのを見るっていうのは願望で終わるのかもしれません。
