SP詳細結果
プロトコル
男子はジャンプミスが多くて、3Aを跳べたのが数えるほどでした。今シーズンはファイナル以外はJGPSを全然みていないので、よくわかってないけど、昨シーズンよりレベルが低下しているのかしら?なんて思ってみてしまいました。「ユース」がつくとはいえオリンピックに出場した緊張感もあったのだろうけど。
女子も第1Gはあやうい演技が多かったでしょうか。50点に達しませんでしたから。とはいえ、第2Gになっておちついたでしょうか。転倒はそこそこあった反面、見応えのある演技もみられました。ロシア女子がいない中、日本女子は強いとつくづく。全日本で あとはファイナルでもよい演技をしていた韓国のキム・ユソン。ノーマークだった中国のシーチー・ガオやカナダのカイヤ・ライター、ジョージアのインガ・グルゲニゼあたりは今後でてくるかもしれないなと思ってみました。
それにしても、オリンピックチャンネルではライブでしかみることができないのかなあ???リンクをはってみます。見ることができそうなのだけど、昨日の男子はうまくいかなかったのです。
1 SHIMADA Mao JPN 71.05 (39.41 31.64)
2A 3F!+3T 3Lz
SPはジャンプミスが多いという印象があります。冒頭は3Aでくると思ってたんです。かなり成功率も高いですし。2Aだったのには正直びっくりしました。あっさりととんで、悪いジャンプではありませんでしたけど3Aとでは基礎点があまりにちがいます。だけど、3Aを成功してもコンボがうまくいかないとかという状況がでているので、今回はきっちりとまとめるのをねらってきたのでしょう。SPは要素をそろえるのがなんんといっても大事です。ジャンプ、スピンはもちろん、隙がないなあというスケーティングでした。3Fに!がついているのであれ、というところ。見逃してしまいました...また動画をみつけてチェックせねば。あとStSqがレベル3になっています。非常に複雑でない、というふうにとられたんでしょう。素人目には複雑にみえましたので、ステップのレベル取りの判定はむずかしいなあとまたもや思ったのでした(^_^;)
☆申し訳ありません。ジュニア女子のSPは2Aとなっていました。つまり、ジュニアの大会ですから2Aを跳ぶのは当たり前なのです。勘違いしていて申しわけありません。
Technical Handbook p.18にあるとおりです。
Short Program of the season 2023 – 2024 must include 2 solo jumps:
− double or triple Axel for Senior & Junior Men and for Senior Women, double Axel for Junior Women;
− a solo jump:
− Senior Men - any triple or a quadruple jump;
− Senior Women - any triple jump;
− Junior Men and Women - double or triple Lutz
2 TAKAGI Yo JPN 67.23 (37.67 29.56)
3T+3T 2A 3Lz
全日本ジュニアは4位でしたが、全日本は23位とふるいませんでしたから、JWCの代表は上位だった島田麻央ちゃん(全日本3位、全日本ジュニア1位)、上薗恋奈ちゃん(全日本4位、全日本ジュニア3位)、櫛田育良ちゃん(全日本は25位だったものの、全日本ジュニアは2位)に譲ったものの、ユースオリンピック代表にえらばれています。ファイナルこそは進めませんでしたが、JGP大阪で2位と表彰台にあがったのも大きなポイントになったのでしょう。雰囲気のある子ですね。大人の女性の雰囲気たっぷりに演じていたケイトリン・オズモンドのピアフを強く意識しているよなあ、という衣装(笑)で、なかなかの表現をみせてくれました。鈴木明子ちゃんの振り付けのようです。アクセントのとりかたがちょっと面白いし、上半身の使い方、アピールが上手です。ジャンプはきちんと跳んでいたかな。引く要素はないかんじです。スピンがやや問題かも。レベルはとれてますが、CSpあたり改善の余地がありそう。それにしても、日本女子ジュニア勢、層があついなあ。
3 SHIN Jia KOR 17 66.48 35.86 30.62
3F+2T、2A、3Lz
解説者がエレガント、エレガントと言い続けていましたが、まさにそう。衣装も素敵というコメントをやはり解説者がしていましたが、それも同感!たおやかで、すずしげで、品がとてもいい選手です。ジャンプもすんなりとぶようにみえます。ともすれば力技になりがちなこの競技で、このような演技をみるとオアシスにめぐりあったみたいなエレガンスはなんてほっとすることか(笑)韓国女子はキムヨナをのぞいて、ジュニア時代によくて、シニアになるころから苦労するパターンがはっきりしていますが、このシンジアはどうなんでしょうね。今回はコンボの3Fがすまってしまって、3Tをつけられなかったことが痛恨のミスでしょうか。力がある選手なのでFSで逆転をねらってくるはずですが...

