新生児聴覚スクリーニング
新生児聴覚スクリーニングとは
生まれて間もない赤ちゃん(新生児)を対象とした「耳の聞こえ」の検査です。
その検査で、私の息子は左耳リファー(再検査)となり、聴こえに問題がある可能性を指摘されてしまった。
結論からお伝えすると、生後3ヶ月での再検査で異常なしと判定されました。
その後、2歳を過ぎた現在までは聴こえに問題は見つかっていません。
リファーとなった時は本当にショックで凄まじい検索魔でした。
自分の中で何とか安心を得たくてとにかく必死。
あくまでも我が子の事例では有りますが、
同じように悩んでいる方の気持ちが少しでも楽になればと思い、当時のことを綴ろうと思います。
検査の日
高齢出産ではあるけれど、妊娠中の経過も順調で特に問題という問題も無かった私。
強いて言うなら妊娠後期、最後の検診3、4回は尿糖が高くて検診間際のスイーツを我慢したことくらいでした。
だから検査があっても通過儀礼程度に考えていて、それで何か起こるなんて思ってもみませんでした。
母子同室が始まった頃「聴覚検査でお借りします」
と技師さんに連れて行かれた息子。
深く考えず「いってらっしゃい」と送り出したのですが、戻ってきた時に技師さんが「ちょっとうまく取れなかったのでまた明日検査します」と怪訝な表情。
同じ病室の他の赤ちゃんが戻ってきた時には「問題ありませんでした」との言葉が聞こえ、その時初めて「あれ?」と不安が過ぎりました。
明日もやってもらえるみたいだし、調子が悪かっただけかな?きっと大丈夫。
と自分に言い聞かせた次の日。
息子が検査から戻ってきた時「やっぱり検査できませんでした」と伝えられ、一気に不安が湧き上がりました。
技師さんからは特に説明が無かったので後で看護師さんに聞いてみると、別途先生からお話があるとのこと。
生後4日目、
突然診察室に呼ばれ
検査で左耳がリファーとなったこと、
耳鼻科受診の指示が伝えられました。
淡々と1週間後の受診予定日を決めて「ではこれで」と説明の書かれた紙を受け取った時、
一気に感情が爆発して泣いてしまった。
看護師さんが「リファーだったけどよくあることだしあとで問題なかった人も居るよ」と慰めてくれました。
息子に障害を与えてしまったかもしれないという罪悪感でいっぱい。
お祝いムードだった身内に打ち明ける勇気はなく、夫にだけ再検査となったことを打ち明けました。
そこからはひたすら検索。
リファー→passとなった人のお話はないか。
産後すぐは羊水が残っていて聴こえにくいこともあるらしい。
もし本当に聴こえないのならどのような弊害が生まれるのか。
片耳が聴こえないだけであれば言葉の発達は問題ない。
音の聞こえる方向が分かりにくいらしい。
私が息子にしてあげるべきことは何かーーー
病室にいる間、耳元で声をかけてみたり手を叩いてみたり、音に反応する様を確認しようともした。
今思うと生後数日の赤ちゃんに目に見えるリアクションを期待するのが間違っていたなと思います💦
まだ寝てるか起きてるかもわからないくらい普段の動きもおっとりしてましたから…
当時はまだコロナ禍が明ける間際の頃だったので夫との面会も一度きり。
息子と対面できて幸せでいっぱいの裏で
誰にも伝えられない不安を心の奥に抱えていました。
耳鼻科初受診
退院から1週間頃、再び病院で耳鼻科を受診しました。
育休中だったこともあり夫も一緒です。
それでも新生児を抱えての長い診察待ちは不安でした。
何しろこれが産後初のお出かけ…
授乳にもまだ慣れず、液体ミルクを持参したものの飲ませて良いのか悩んでいたくらいです。
緊張して診察室に行くと、息子の耳の中を少し診てもらっただけで追加の検査は後日ということに。
正直「こんなに頑張って来たのに、今日はこれだけ!?」と思いました💦
リファーになった時も「耳鼻科を受診して」としか指示されず深く話は聞かなかったので
とりあえず1回行けば何か結果が出るものだと思ってた…
そしてこの日予約した次の検査は、また別の理由で私を苦しめることになるのでした。
続きます。
