5月21日、予定していた外来受診の日でした。
前まえから体調が優れず、トイレの際に大量のおりもののようなものが出て、不安を感じていました。
訪問看護の方の勧めもあり、婦人科で内診を受けることに。
その結果、抗がん剤が効きすぎたことにより、腸に癒着していたがんが小さく収縮し、穴が開いてしまっていることがわかりました。
すぐに手術が必要な状態でした。
慌ただしい日々の中で、欽ちゃんパパも同席し、担当医から手術の説明を受けることができました。
人工肛門という選択は容易ではありませんでした。
手術は翌週、5月26日に行われることが決まりました。
私の皮膚筋炎は、体の中にがんがあることで悪化するタイプのものです。
そのため、がんの治療を避けては通れませんでした。
大きな決断として選んだがん治療。
けれどそれは、新たな苦しみや悩みをも伴うものでした。
入院生活の中、病室の天井を見つめながら、私は何度も自分に問いかけていました。
「私の人生に、本当に必要なものは何だろう」
「私は、本当は何をしたいのだろう」と。
そんな時、ふと目に入ったのが、ネットの中で見つけた「クリームソーダ」でした。
子どもの頃、クリームソーダは特別なものでした。
嬉しくて、幸せで、小さなご褒美のような時間。
その記憶がよみがえったとき、倉敷でカフェをしていた頃のことも思い出しました。
たくさんの人と出会い、言葉を交わし、
美味しいものを分かち合い、
個人セッションを通して心に触れ合っていた日々。
大変なことも多かったけれど、
あの時間は確かに、かけがえのない充実した日々でした。
その日から私は、飯南町で家の近くに借りているもう一つの家を、
小さな「カフェ氣工房」として生まれ変わらせようと決めました。
今はまだ体が思うように動かず、すぐに始めることはできません。
けれど——
いつか体が動く日が来たとき、
その未来をちゃんと迎えにいけるように。
その想いが、私にリハビリを頑張る力を与えてくれています。
今は、モーニングやランチのメニューを思い描くことが、ささやかな楽しみです。
体の状態がすぐに変わるわけではなくても、
未来に希望を託すことで、前を向いていられる自分でいたい。
そう思えるようになりました。
時に弱気になることもあります。
自分の本音に触れることもあります。
けれど、落ち込むことさえも、
次の強さへとつながる大切な時間なのだと、今は感じています。
これから始まる新しい場所——
「カフェ氣工房」。
まだ形にはなっていませんが、
その日を心に描きながら、私は生きています。
どうぞ、その未来を楽しみにしていてください。
人生のチャレンジの時、ぜひ読んで体得して欲しい
Amazon、楽天でも購入できます!
