自宅マンションでの出来事です。
エレベーターを待っていると、親子連れと一緒になりました。母親とお姉ちゃん妹の二人姉妹のようでした。
「雨が降っているね」とひとり言のように話す妹がいました。
すると今度はママに向かって「雨はいつ止むの?」と繰り返しママに尋ねます。
ママは知らん顔していますが、日常に見かける自然な親子の光景です。
ママに対応してもらえないと思った彼女は、エレベーターホールを離れて郵便ポストの並ぶ方へ行ってしまいました。
間もなく到着したエレベーターに乗り込みました。
妹はまだ戻ってきません。
しかし、母親は何事もなかったようにドアの”閉める”ボタンを押したのです。
思わず「もう一人の子どもが乗っていない」と言いそうになりました。
母親には子どもが見えていないかのような行動に見えた、とXさん。
彼女が見たのは、次元の違うところにいる子どもです。
異なる次元が交差する場所で、いないはずの人を見ることがあります。
迷子になるのは、生きている子どもだけとは限らないようですから・・・。