櫻葉ではなく、相櫻です(>_<)

BL的表現あり。これは素人自己満足のために書く妄想小説です!!実際のものとは一切関係がありません汗。

大丈夫な方のみ、前へお進みくださいm(_ _)m







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前回の6が思いの外長かったので、分けましたアセアセ

ブログの小説ってどの程度詳しく書くべきなんだろ…加減がわからないドクロ









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地図を見ていると、この学校のバカでかさがよく分かる。

今日の入学式の会場である講堂とその周辺にある校舎しか載っていないのに、読むのが大変。さすがマンモス校。



「ホントに大きな学校だねぇ。地図なかったら絶対に迷子だよ」

「まぁくんは地図があってもなくても迷子になるでしょ」

「うるさいなぁ、もう!」

カズくんとじゃれ合っていたら、講堂の扉が開いた。クラス順にどんどん人が入っていく。

オレたち終わりの方だから入る順番が来るまで、めちゃくちゃ時間がかかりそうだな……なんて思ってたら、何だか急にもよおしてきた。

……オレ、ホント今日何なの?


「ねぇ、カズくん。オレトイレ行きたいかも。トイレどこかなぁ?」

「はっ?そんなの知るわけないでしょ。もう…ちょっと待ってよ……あ、ここは?武道館のとこに屋外トイレあるって」

「え、どこ?………すげぇ遠くない??」 


この地図のほぼ端と端だよ!?

でもこのままだと式の途中で確実に漏れちゃうのも事実。

こんな時のカズくんは、結構残酷なことを言ってくる気がする。

「この武道館の前の日本庭園って、そっちの道抜けたところでしょ?真っ直ぐ行くだけじゃん。迷子になるから他のトイレは却下ね」

「え~……でもこのトイレ行くまでに漏れたらどうしたらいいわけ??」


つい文句言ったら、カズくんの顔がみるみる怖い顔になって。


「つべこべ言ってる暇があんなら、さっさと行きなさいよ!」

「は、はーいっ!」


起きた時と同じく、怒鳴られるオレ。

もはや、オレの膀胱に限界まで我慢してもらうしかない。

走りかけて、「あ!」っと振り返る。


「カズくん、さっさと行ってくるからさ、絶対待っててよ!先に行っちゃヤダかんね!」

カズくんは分かった分かったと何度も頷いて、早く行きなよって手を前に払った。



走りながら、そう言えば朝からろくにトイレにも行ってなかったのを思い出した。

『武道館はこちら⇒』と書いてる案内表示を信じてひたすら走る。

時々、頑張れ膀胱!とか思いながら。




この時オレもカズくんも気づいてなかったんだけど、ホントは講堂の裏手からそれほど離れていないところにトイレがあったらしい。
そしてそっちの方が、断然近かった。




もし、カズくんが講堂裏のトイレを教えてくれてたら?

それか武道館に行く途中で違うトイレを見つけたら?

そもそもトイレに行きたくなってなかったら?
……ちゃんと寝坊せずにいたら?


あの桜の花びらが舞うきれいな場所で。

夢みたいにきれいなその人と。

オレはきっと出会うことなんてなかった。







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やっとここまでキタ━(゚∀゚)━!

ここまで来るのにこんな時間かかるとは汗。

引っ張りまくりましたが、いよいよ翔くん登場…期待しないでくださいゲロー