主治医の先生と看護婦さんに付き添われ、車椅子のお父さんが、駐車場にやってきました

人は病気をすると、体臭が変化します。
訓練を受けた犬は、その特有の匂いをかぎ分ける。といいます。
そして、薬品の匂いもするようで、犬たちは、
始め「あれ???
」という顔をしていましたが、
次の瞬間、2頭が雄叫びを上げて
、
車イスのお父さんの飛び掛ります






初めて聞く、犬たちの歓喜の声

それはまさに、絞り出すような絶叫でした。
そんな光景を見ながら、私はぼんやりと、
こんなことを考えていました。
(ああ、私たちも天寿を終え死んだとき、
天で待ち続けた愛おしい子と再会するときは、
こんな悲鳴をあげるのかもしれないなぁ・・・・)
会いたくて、会いたくて、会いたくて・・・・

恋しくて、恋しくて、恋しくて・・・・

大事なうちの子を送った事情をわかっている私たちでも、
そうなのです。
わかってる、けど・・・
会いたくて、会いたくて、会いたくて・・・・

恋しくて、恋しくて、恋しくて・・・・

抱きしめたくて・・・・
ましてや、犬たちはお父さんの事情もわからず、
突然引き離されたのです。
もうもうもう、その歓喜の状況
ったらありません。
こんなときは、本当に厳しい経済状況の中で、
犬たちを引き取ったこと。
猫と違い、何度も何度も散歩に行くこと。
また、犬たちの小屋も必要になること。
でも、そんなお金とか、苦労とかに、変えられないものが、
このような「魂の琴線に触れる体験
」です。
犬たちが、教えてくれる感動
と愛情
。
本当に、犬は飼い主が、王さまでも、
ホームレスでも関係がありません。
たとえ、一緒にホームレス生活をしても、
自分のお父さんがいいのです
自分の大好きなお父さんが、
お金持ちからホームレスになっても、
それでもやっぱり、お父さんがいいのです
理由はシンプル。
「好きだから
」
「大好きだから
」
自分のパートナーを決めるときに、
「お金」が考慮されるのは、自然界で人間だけだなぁ・・・・
そんなことを思います。
女医さんも看護婦さんもとてもいい方で、寒い中、
いつまでも、お父さんに甘える犬たちに付き合ってきれます。
犬たちは飽きることなく、しつこくしつこく、
お父さんに甘えます



駐車場はかなり寒かったので、
あまり長時間はお父さんの体に障ります。
もう、かなりやせこけているのですから。
また面会できるという、先生の快諾をもらって、
お父さんは、病室に戻ります。
お父さんが入っていった玄関をいつまでも・・・・
いつもでも、いつまでも、見ている犬をなだめて、
施設に帰りました。
犬たちは、お父さんに会えたことで、
さらに落ち着いたようです。
何度か、会わせてあげられれば、犬たちなりに受け入れてくれるかなぁ・・
それが、少し前の話です。
で、また、お父さんから遠慮がちな電話が!
またお父さんと会えるのです


今回は突然だったので、感動し過ぎて、
写真を撮り忘れてしまいました。
今度は、たくさん撮ってアップしますね
うわぉ!もうもうもう、パシリ冥利に尽きるなぁ・・・・




里親にいけそうで、いけないもみじ。
