映画化の何年も前、淳子さんが原作にはまり、貸してもらった
すごくいいから、読んでみて!つまらなかったら、読まずに返してくれていいから!と、とても胸打たれたことが伝わって来た
淳子さんは情熱的だけど、押し付けがましいところがない、素敵なバランスを持つお姉さん。人生を楽しむ努力をいつも怠らないし、気が利くし、育児って楽しそうと初めて教えてくれた方だった
すごく丁寧に主人公の心情が綴られていて、イシグロさんのすごさを初めて知った本
骨組みだけなら、30文字くらいで言えるけど、それありきの思いの話だから、説明しにくい話
これ、小説から入ってよかった。映画もイメージ通りでよかったけど、時間の都合上、筋を追うことが主になり、イシグロさんの苦心の心の襞描写が圧倒的に足りないの
正直、小説読み終えた時、よくわからないなあ、と思った
わかるけど、自分に置き換えて想像しにくい状況というか、考えたくない状況なので、完璧にキャシーの気持ちが理解できないのがはがゆかった
映画は、その出来れば理解したくない重苦しさが撮されていて、泣くことも出来ないし、もう、何もいえねえ…
こんな気持ちに苛まれるなら、寿命がなくなることになろうとも、鉄郎のように「機械の体なんていらないや!」と、ネジになることを絶対選ぼう、と改めて誓いたくなった…ああ、叫びたい
うーん、ずっと頭痛がするなと思ってたら、微熱あり
むー、TSUTAYA行くのだるいな。測らなかったらよかった…

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