呼吸器外科へ(ラスボス現る)
呼吸器外科は初診になるので
また1から予約を取るので長い待ち時間がありました。
椅子に座りウトウトしながら途中飲み物を買ったりして
ドキドキ順番が呼ばれるのを待ちました。
ようやく呼ばれた頃には
1時間半ほど待たされたかな。
それにしても大きい病院は待ち時間の長いこと長いこと…この日は朝から来てたので既に半日ほど病院にいます。
先生『今回健康診断で引っかかってしまったという事で内科の方で詳しく調べられたという事ですね。画像は見られましたか?』
私『はい。簡単には見せていただきました。』
先生『それでは詳しく見てみましょうか。』
画像を見せていただき、絵も描きながら私にでも分かりやすくゆっくりと詳しく、内科の先生とはまた違う観点で説明してくれました。
先生『MRIで何が分かるかと言うと中身が水っぽいかどうかという事が分かります。T 2という撮り方をしていますが白っぽく写っていますので、「留まっている水」というのが分かります。
水っぽい何かという事になりますので嚢胞性の袋のようなものになります。
そこから考えられるのが胸腺腫というものか、奇形腫、胸腺嚢胞といったものがあげられます。
あまり聞きなれない胸腺腫というものは
一応癌になります。
一応というのは10年後、20年後というように非常に進行速度が遅いです。
それから奇形腫というのは良性になりますが、
奇形腫と言うくらいなので、
身体の組織が集まってきたり、歯や髪の毛など身体の色んな部分が含まれている場合があります。
そこで怖いのが胃の消化液が含まれている場合があり、破裂した場合に周りの臓器を消化してしまい大変な事になりますので、侮れません。
現時点の放射線の先生の見立てでは胸腺腫か奇形腫のどちらかだと疑われています。』
私『なるほど。分かりやすくありがとうございます。
この紙(先生が描きながら説明してくれた紙)も貰っていっても良いですか?』
先生『はいもちろんです。
まぁ、見つかってしまったという事で、、、
いずれにせよ疑っている病気が取ってしまった方がいい病気なので、手術は受けていただいた方が無難です。
ただ、手術をする上で注意をしなければいけないことがありまして、、
大事な神経の2つが凄く近くを走っています。
1つ目は横隔神経と言いまして、左側の横隔膜を動かす神経にくっついている可能性があります。剥がれにくい場合は切らないといけない事もあります。そうなった場合、息ができないという訳ではありませんが肺活量が10%〜20%下がります。寝ている時に息がしずらかったりする事があり、激しい運動が出来なくなる可能性もあります。
2つ目が迷走神経と言いまして、声の神経になりますが、そこが痛んでしまうと左側の声帯が動かしにくくなり声が枯れてしまう事があります。こう言ったことに注意が必要かなと思います。
いずれにせよ準備が整ったら手術をされるのが最善だと思います。
取ってみて良性で、どちらでも無かったという事もありますが、それはそれで安心ですしね。
また悪性であっても今後の治療方針が明確になりますので、どちらにしても取ってしまいましょうか。』
私『詳しく教えて頂きありがとうございました。手術お願いします。入院期間はどれくらいになりますか?』
先生『1〜2週間くらいで大丈夫です。手術は左脇から4箇所穴を開けてのオペを考えています。』
私『分かりました。ただただ子供達の事が心配で…。』
先生『まだお子様小さかったですか?』
私『下の子は小学校一年生です。』
先生『そうですか…心配される気持ち分かりますよ!
実は…僕も3歳と小学三年生の子供がいますが、少し前に奥さんが手術をしたので1ヶ月半も実家に預けてたので…。
心配でしたが子供達は何とかなりましたよ!』
私『そうなんですね…先生も大変でしたね😢』
先生も涙目に。
先生『はい。何とかなります!周りに甘えながら頑張りましょう!』
私『1週間の入院でメソメソしてたらダメですね。がんばります!よろしくお願いします。』
呼吸器内科→呼吸器外科に移り
外科の先生とお話ししていると
最終兵器のラスボスが現れた気持ちになりました。
うまく言い表せないですが、
ラスボスにお任せします。
そんな気分でいました😅
そんなこんなであっという間に手術が決まってしまいました。
次からは手術までの事を書き記したいと思います。
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今朝は早起きしてちょっと田舎の方までドライブ🚗
気分転換になりました〜🥰
