夜中の3時に起きて
ラストスパート!
車を出す目標は5時だったのだけれど
直前まで梱包するものや
掃除用品などを袋に入れて
何度かトラックへの往復をしてたら
6時過ぎちゃった!
でも
本当に
いよいよ出発です
8年暮したこのアパートとも
最後のお別れ
寂しいよ~っ
部屋の写真を一枚ずつ撮影しながら
私は
購入した当初
のアパートのことを
思い出していました
キッチンには
棚も換気扇も無く
お風呂には
シャワーとバスタブ
洗面所があるだけでした
トイレの扉は穴が開けられていて
床はひどいものでした
まず
床板を敷きなおす作業を
夫くんと従兄弟さんで徹夜でやって
次に壁のペンキを塗りました
ベットの枠を買うお金がなくて
マットレスを敷いてその上に寝るという
まるで日本の畳で
布団を敷いて寝るような生活
夫くんの前の住まいから持ってきた棚が老朽化していて
いつテレビの上の棚が落下するか
ハラハラする生活を経て
2020年に私がハンガリーに来て
まず給料のほとんどを費やしたのが
棚とベット回りの買い物でした
キッチン周りは
夫くんの誕生日プレゼントとして
義姉がお金を出してくれて
生まれ変わりました
バスルームの洗面所は一度陶器が割れて
新しい洗面器が欲しかったのですが
お金がなくて
(正確にいうとお金はあったけれど
遠距離恋愛中で
日本来てくれるための渡航費が
3~4か月ごとかかっていたので
洗面所に充てるお金がなかった)
割れたところをビニール袋で覆って
そーーーぅっと
洗顔とかしてたそうです
苦労させてゴメン!夫くん!
そんな中
コロナ禍となり
渡航費がかからなくなったので
洗面器を買うことができ
私がハンガリーに移住した時には
真新しい洗面器に
変わっていました
こうして8年間の間
少しずつ改修を重ねて
最終的には
ドアが入れ替えられ
キッチンに換気扇がついた時点で
私たちの理想にほぼ近い形で
アパートの内装が仕上がったのです
でもそれは
このアパートを売る準備ができた
ということ
という
なんとも切なく
複雑な気持ちにさえなりました
たしかに
かなりの手間とお金がかかったわけですが
最終的に私たちが購入した時の
5倍の値段で売れたことは
すごく頑張った証拠で
誇らしく思ってもいい事だと
思っています
いろいろなことがあったこの部屋を通して
私たちはひとつの大きな分岐点までやってきて
更に前に向いて
私たちらしい暮らしに向かって
進む準備ができたとも
言えるかもしれません
お別れは寂しく辛いし
変化することには
勇気だとか
プレッシャーがかかります
精神的な影響も大きいです
でも私たちの選んだこの道
2人でこれからも
力を合わせて
ノルウェーでも
私たちらしい暮らしが送れるように
少しずつ
コツコツと
進んでいこうと思っています!
Szia!