ありがたいです・・・。 | フリーアナウンサー佐藤 ゆかりの 私のニッポン、私のイギリス

フリーアナウンサー佐藤 ゆかりの 私のニッポン、私のイギリス

イギリス留学を経て2002年より、在英。暮らしてみて見えてきた私のイギリス、そして、そこから見えてきた私のニッポン。目に留まったこと、ココロに触れたこと、綴ってみます。よろしかったら、JOIN ME!(記事、写真等の転載はご遠慮下さい)

企業系のプロモーション素材の仕事でロンドンのスタジオへ─。

英国人男性のクライアントさんが現場で、日本人のクライアントさんはSkypeで日本から、ご要望などの指示を下さいます。
イギリス国内でも、レコ-ディングはロンドン、クライアントさんはロンドン内外のオフィスでISDN回線やSkypeを使ってレコーディングを聞かれたり、指示を下さったりすることもあります。便利になりました。

英国に来てからの仕事で、日本にいた時とやり方が違う、やったことがなかったことの一つに、
ベースとなる英語版のビデオなどの素材があって、その日本語バージョンを作るという仕事があります。
前にも触れたことがあると思いますが、この場合、ヘッドフォンに小さめに英語版を流してもらい、その内容、タイミングに合わせながら、日本語のナレーションを読んでいくということがよくあります。
今でこそ慣れましたが、日本語と英語が同時に耳に入ってくるので、当初は戸惑ったものです。

スタジオに着くと、英国人のクライアントさんが「(Skypeでつなげる)日本の(ご同僚の)○○さんが、たくさんある声の中からあなたを選んだのですよ」と教えて下さりました。


ありがたかったです・・・。

もちろん、きょうのお仕事だけではないのですが、改めて・・・。

その役によって、合う俳優さんとそうでない俳優さんがいるように、いつもその役(仕事)に自分の声が合うとは限らない。自分が選んでもらえないこともたくさんあるわけです。私のやっている今回のような仕事を英語ではVoice-over、辞書によれば、画面に現れないナレーターの声・語り、そしてそれを行う人を Voice-over Artistと呼びますが、実のところVoice Actorと言われることもあります。

選んでいただいた上で、声のトーン、声色、表現など要望に応えなければなりません。

レコーディングは無事終了、喜んでいただけたようで、よかったです。


ありがたく、励みになりました。



帰りはオックスフォードサーカスで、ちょっと寄り道・・・。
(ちなみに奥の教会の裏にBBCがあります。)


佐藤 ゆかりでした。