都内に買った狭小、変形、傾斜の三拍子そろった悪条件の土地に、工藤建設の注文住宅を建てるブログです
打ち合わせの時にもらった図面で気になるところがありました。それは・・・
玄関ホールから続く廊下と洗面コーナーの境の、赤丸で囲まれたところにある謎の線です。
「この線は何ですか?」
「洗面コーナーの方が一段高くなっている、段差です」
「なんで段差があるんですか?」
「配管に傾斜をつけるためです。傾斜がないと、水が流れにくいんです」
「普通の家だと水回りでも段差がないと思うんですけど、段差ってないとダメなんですか?」
「普通の家では床下に配管を通すことができますが、地下室だとそのスペースがなく、地下に配管を通そうとすると掘る部分が深くなってしまいかなりお金がかかるんです。だから床を一段上げてそこに配管を通すんです」
なるほど・・・。
完全な地下室ではなく、傾斜地に半分顔を出した"半地下"のような家でしたので、普通に地下のフロアにもトイレや水回りを配置できるものと思っていました。
が、地上に顔を出している東側ではなく、地下を掘っている西側から排水を流すためには、やはり地盤を掘り下げないといけないのですね。
確かに、地下室を作るプランを提案していただいた三栄建築設計でも、バスやトイレなどの水回りはほぼ(地下ではなく)1階に集約されていたのを思い出しました。
半地下だろうが傾斜地だろうが、
地下室ではトイレやバスルームの配置に制限がかかる
ということを学んだ私たちでした。
さて、どうしたものでしょうか・・・。(つづく)