はじめまして

この記事をご覧頂きありがとうございます


PICUから小児病棟へ移動して少しした頃、在宅での介護を勧めていただきました

まだあの子の身体はほぼ麻痺し、人工呼吸器の離脱はまだ見えていない頃でした


あの子を家に連れて帰れるならそうしたい!

でもどうやって??

今、在宅になったら私に何ができるんだろう?

私のせいであの子にもしもの事があったら、、

期待と同時に様々な不安が入り混じりました



在宅介護に必要な準備は沢山ありました


介護ベッド、リクライニングする車椅子、人工呼吸器のレンタル

痰吸引の機械の購入

地域の訪問診療可能なクリニック、訪問リハビリ施設の紹介


私が手技を身につける必要もあります


あの子が家でまた生活できる様に、少しづつ、でも出来るだけ早く準備を進めていく事になりました



その時、介護ベッドはレンタルを勧められました

保険も適用され、安くレンタル出来るからだそうです

ただそれは高齢者のみの適用で、あの子は適用外

レンタル費用は100%毎月かかります


私はそれなら買った方が良いのかもしれないな、と考えました

あの子が2年、3年、5年、10年と生きていくなら購入してしまった方が割安だからです


でもご担当の方はレンタルを強く勧めてきます

1年ほどはレンタルし、選択したベッド使い心地を確かめてから購入したらどうか?

 

確かにそうかもしれない

居心地の悪いベッドだとあの子に申し訳ないし

と、ご提案を受け入れる事にしました



あの時はそれで納得していました


今になるとあの子に長い時間は残されていなかったからだったんだな、、と理解しています


ご担当の方がレンタルを強く勧めたのは

あの子の病気の困難さを理解されていたから


早すぎるお話は

私があの子は在宅で看取りたいという希望をだしていたから



私はあの子の病気を受け入れる事ができていなかった

希望しか見ようとしていなかったんだと思います


子供の死を想定した準備すすめる、、

私には出来ませんでした