Dreams Come True ~私の旅行記~ -3ページ目

Dreams Come True ~私の旅行記~

世界を旅するOLが、世界のあちこちで叶えてきた『夢』
そんな「夢を実行してきた=Dreams Come True」
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段々並ぶ人が増えてきたので、私達も並ぶことに。

すると、とうとう空港係員も時間前だけれど、中へ入れ始めた。中へ入って自分達でチェックインするのが判ったので、全さんに「少しでも母の足が楽な場所に座りたいから、なんかメモに書いてちょうだいな。それが最後のお願い」と頼んでみた。すると全さんは、一つ返事で快く引き受けてくれて、何やら中国語で書いてくれた。「これを渡せば大丈夫だと思います」

短い間だったけれど、楽しく旅をすることが出来た。別れ際に何度も何度もお互いに握手をして別れた。

チェックインする際に、彼の書いてくれたメモを渡し、滞りなく手続きも済んだ。入り口のところを振り返ると、他のガイドと全さんは話していた。大声で呼びかけ無事に済んだことをジェスチャーで知らせ、最後に手を振って私達はゲートの方へ向かった。

ゲートの方へ向かおうとしたら、いきなり係員に中国語で注意された。「え?なんで行っちゃいけないの?」と不思議に思っていたら、日本語と英語の書いてある看板を示された。

どうやら、ある程度外国人を纏めてでないと通させないらしい他の国では当たり前なのに、搭乗者の好きな時間に出入りさせないなんて、やっぱり社会主義の国なんだなぁとこんなところで実感した。

 

更に、空港は中に入ると何にも無い。飲み物の自動販売機があるだけで、食べ物などは売っていない。ありゃりゃ、当てが外れた。

 

仕方ない、機内食が出るまでの辛抱だ。他のツアーの人達は、昼食のお弁当つきだったらしく、手続きが始まるまで時間がありそうなので、包みを開いて食べ始めていた。う~ん、旅行会社によってその辺は違うから仕方ないか。でも、もし、次回成都を訪れることがあるかもしれない場合は、何かお菓子でもいいからちょっと食べるものを用意しておこうと思った。

 

搭乗時間になったら、今度は飛行機までバスで移動。ってことはタラップを上がるのね?色々と面倒なことだわ。機内へ入ってやっと落ち着いたかなぁって感じ。3人掛けのシートだったけれど、もう一人が来るのか、凄く気になったけど、全さんのメモが効いたらしく、最後まで誰も来なかった。お陰で母は安定飛行に入ってから、肘掛を上げて、足を座席に伸ばして座っていることが出来た。これで足の浮腫みもかなり違うのだ。

機内食が出て、やっと遅めの昼食にありつく。やれやれ、人心地ついた感じ。経由便で東京まで行くという搭乗者向けにまたシールが配られた。手順は来るときのまるっきり逆のことをしていけばいいのだろう。

 

その後は…いつの間にか寝てしまっていた。間もなく北京に到着というところで目が覚めた。北京の空港での出国手続きをする前に、私達親子は出国カードを持っていなかった。まぁ、あとでカードがどこにあるのか?機内で配られなかった旨を伝えればいいだろうと思って空港に降り立つと、またもや集団でバスに乗せられ、建物の中へ。

 

どこかに出国カードが置いてあるかもしれないと思ってキョロキョロしていたら、出国カード発見。すぐに近寄って書き始めたら、同じようにカードを持っていない人もいたらしく、私達の後にくっついて来て、書き始めていた。

書き終えて出国手続きも終わると、急かされたようにまたバスに乗り込んで飛行機へ戻った。席へ戻ると、成都からは空席だった場所に別のお客が座っていた。残念、もうゆったりとは座れないのね。まぁ、半分だけでも楽をさせられたから良かったけど。

 

間もなく成田へ向けて離陸。それにしても、定刻よりもかなり遅れていた。帰りのスカイライナーの最終に間に合うかどうかが心配だったけれど、どうすることもできないので、ドンと構えていることに。機内ではパーソナルTVもないので、何もすることが無く、食事が済めば、ひたすら寝るだけ。まぁ、寝溜めすると思えばいいかな。

 

眠っているうちに成田へ到着。う~ん、時間としては微妙な感じ。荷物さえ出てくれば何とかなるかも?入国手続きも思ったより早く済み、荷物もすぐに出てきた。

 

さぁ、じゃぁ、あとは一か八かに賭けるしかない!!去年のイタリアの帰りもそうだったけど、今回もまた空港内を走る、走る。私が先にスカイライナーの窓口へ走りチケットを購入。母も転びそうになりつつもなんとか頑張って走り続けたので、ギリギリ最終のスカイライナーに乗ることが出来た。

 

ふ~、やれやれ。お疲れ様。