「田母神塾(田母神俊雄著)」を読んで ~ 「評論家」高木美也子 | My Aim Is True

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「田母神塾 ~これが誇りある日本の教科書だ~ (田母神俊雄著)」を読みました。


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最近、訪れてくれるようになった方は当然、ご存じないでしょうが(笑)、ブログを立ち上げたばかりの1月に、「田母神・前空幕長を支持します!」シリーズを始めましたが、僅か2回で中断したきりです(笑)。1月は比較的、時間にゆとりがあったため、「日本とは何ぞや?(10回)」「保守・左翼とは何ぞや?(3回)」といったシリーズを始めたものの未だに書きかけです(笑)。


さて、僕は田母神氏の著書を読むのは、この本が初めてで、彼の歴史観・国防観・国家観を知ったのは所謂、「田母神論文(『日本は侵略国家であったのか』)」と、それを特集した雑誌・Will1月号&2月号です。

「田母神論文」は空自のトップである航空幕僚長という立場であったため、どこか遠慮した書き方でしたが、解任後のWill誌などのインタビューでは核兵器についても触れるなど歯切れが良くなり、言論人として自立した本著では政治家批判も容赦しません。

本書では歴史編、政治篇、国防篇と3部に分けて構成されています。


本書を一言で言えば、ここに書かれているくらいのことが普通の常識になってもらわないと困る、です。

もちろん、人それぞれいろんな考え方があるでしょうから百歩譲って、少なくとも、ここに書かれているくらいのことがテレビなどのメディアでバンバン論じられるようになってもらわなくては困るのです。しかし、現実はすぐに左翼メディアの言葉狩りに遭って、勝手に「問題発言」にされてしまうのです。

少し前にグルジア紛争を論じる中国のテレビ番組を観ましたが、いろんな角度で中国人評論家が議論していて、「何だ、中国の方が日本よりも言論の自由があるじゃないか」と思いました(ただし、中国共産党、及びそれの政策・戦略の批判は許されていません)。


偉そうに言わせてもらいますと、個人的には、本書を読むことによって新たに得た知識はほとんどありません(ここ3年くらい寝る時間も惜しまず本を読み漁りましたから・・・)。

ただし、読んでいくごとに、「その通り!」「おっしゃる通り!」の連続です。

完全な正論です。

戦後日教組教育を受け、左翼メディア報道に洗脳された大多数の一般的なニホン人はぜひとも本書を一度、読んでいただきたい。

そうしたニホン人は軍事アレルギーが強いですから、本書を読んで、「過激!!」「ギャア!!」と感じるかもしれませんが、国際的には、あるいは普通の国家にとって、極めて常識的な国防観なのです。もちろん、いろんな戦略はあるでしょうが、常識的な戦略の一つと普通に捉えられることができない人は、いつまで経っても戦後教育の洗脳から脱却できていないのです。

そういう人は、「ご飯に洗剤をかけて食べるなんて!」と思うんでしょうが、実際は、ご飯にかけるフリカケを「ごま塩」にするか「紅鮭」にするか程度の違いしかありません。その程度の違いしかないということに理解していただきたいものです。


本書では過去の政治家だけでなく、現役閣僚にも容赦ない批判を浴びせます。

河野洋平村山富市宮澤喜一といった、おそらく将来、「日本史上最悪の売国奴」のレッテルを貼られるであろう人だけでなく、石破茂・農水大臣&前防衛大臣をも痛烈に批判します。石破氏と言えば、自他共に認める軍事オタクであり、自衛隊最高司令官である首相になるのが最大の夢としながらも、おそらく防衛大臣であれば至上の幸福感を抱く人であろう。

そんな石破氏に「彼のような人間を、自衛隊員は今後は絶対に信用しないことでしょう」とバッサリ斬り捨てました(笑)。


さて、北朝鮮のミサイル実験に対し、首都圏や東北地方に迎撃ミサイルPAC3の配備が整いました。

そんな映像が昨日のテレビで流れていたのです。

僕は、夜の報道番組の「評論家」的な解説者にもウンザリするのですが、それ以上に最悪なのが、朝・昼のニュース、ワイドショー番組に出てくる「評論家」、タレント、映画監督といった人たちの無責任で感情的な発言です。

何故なら、報道番組は堅苦しいから観ない、という人たちも、ワイドショー番組を何となく見て影響を受けるからです。そして、そうした層は「メディア様の言うことは真実」と鵜呑みにしてしまうから厄介で、「感情的なコメントは無責任かつ有害」であるにも関わらず、そうした層には感情的であればあるほど、効果的なんです。


昨日、何気なく昼のワイドショー番組を見ていると、北朝鮮のミサイル実験に対処するためにPAC3を積んだ自衛隊輸送車の報道が流れました。


そこで出てきたのが高木美也子という、女優崩れだかよくわからない人でしたが、調べてみると、この人、日大の教授らしいんです。なるほど、その家庭は父が東映の社長だそうで、コネだけで教授になり、コネでTVコメンテーターになったんでしょうね。


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その高木美也子が自衛隊の映像を見るなり、


高木:「最近、こうした自衛隊の活動をテレビで普通に見るようになりましたね。ちょっと恐ろしいです」


恐ろしい。

隣国・北朝鮮の核開発、弾道ミサイルの技術は日増しに進歩している。

しかし、次に出てきた言葉が・・・。


高木:「知らないうちに、日本の軍国化が進んでいるようで恐ろしいです」


はあぁぁ!?????


日本を攻撃する北朝鮮の兵器が恐ろしいのではなく、それから日本国民を守るために日本政府&自衛隊が最善を尽くすのが恐ろしい!?

田母神氏の著書での指摘を受けるまでもなく、日教組イデオロギーここに極まるである。

何で、こんな人が「評論家」として、テレビに出るんだろうか?

普通の国だったら、本当の問題発言として取り上げられるべきものだが、ニホン人は同調してしまっているんじゃないだろうか?


高木:「たしかに防衛は大切ですけど」


と少し前まではタブーとされていたことも、さすがに今時のニホン人にも理解され始めたことをもっともらしく言うが、ここで、高木美也子は無責任コメンテーターの伝家の宝刀を抜いた。


高木:「もっと他に良い方法があるんじゃないかと思います」


皆さん!覚えておいてください!


「もっと他に良い方法があるんじゃないか」


これ、無責任コメンテーターの常套句です。

批判するだけして、自分は他の対案を示さない。これは最悪の無責任行為です。

こんな評論家は要りません。


証拠VTRとなってしまうので、高木美也子は言葉にはしませんでしたが、このオバサンの発言による思想をまとめると、その本音はこうでしょう。


「北朝鮮は核兵器、弾道ミサイルの開発を着々と進めていますが、話し合いで対処するべきです。だって、(憲法前文)『平和を愛する諸国民を信頼する』ニホン人は北朝鮮が何しようと放っておいたら良いじゃないですか。『平和憲法』は絶対に護るべきなので、北朝鮮を信頼して、日本国民が拉致されたり、ミサイル攻撃によって犠牲者が出たって良いじゃないですか」


ってところか。

もちろん、そんなことは思っていても言わないだろう(高木美也子が「思ってもいなかった」と言うなら重症)。

そんなこと言ったら、証拠VTRとして残るからだ。

しかし、こうした輩、つまり「日本は国防力を強化すべきでない」という輩は、いざ、他国の軍事力によって多大な犠牲者が出た暁には、「日本政府と自衛隊はこれまで一体何をやっていたんだ!!!」と非難するであろう。


あと、繰り返し言いますけど、MDというのは、それだけでは役に立ちません。

攻撃能力を持ってこそ、有用なのです。日本が弾道ミサイルを持っていたとしましょう。

「北朝鮮が東京を壊滅させるミサイルを撃ったら、日本は平壌を壊滅させるミサイルを撃つぞ」という抑止力を持ちます。

もちろん、北朝鮮がヤケクソになって「どうせ北朝鮮は崩壊するんだから、平壌なんてどうなっても良いから、日本を道連れに東京だけでも壊滅すべし」となるかもしれません。

ところが、MDを持っていたら、北朝鮮のヤケクソに対し、

「北朝鮮が東京にミサイルを撃ったら、日本は平壌を壊滅させるミサイルを撃つぞ。ただし、北朝鮮のミサイルはMDによって迎撃するかもね」

となります。

つまり、平壌を犠牲にしてヤケクソで日本にミサイルを撃っても、そのヤケクソがMDに迎撃されるかもしれなかったら無駄になるので、ますます北朝鮮のミサイル発射の抑止力になるのです。


ただし、現実には、日本は攻撃力を持っていません。

サッカーに例えるなら、普通のチームはディフェンスを、最前線でフォワードが、次にミッドフィルダーが、最後にディフェンダーが、最後方でゴールキーパーが守ります。

こうしたことから、日本という国の国防は、最高の(かもしれない)ゴールキーパーを手にしたから、相手にPKをひたすら打たせるものであり、仮に最高のゴールキーパーであってもPKを何本も止められないのです。