あの日 | Le quattro stagioni

Le quattro stagioni

あなたと心の四季を旅して・・・

 

 

 

 

Yo-Yo Ma James Taylor - Hard times come again no more

 

 

 

あの日

 

 

那須のお山を背にして 私はピアノを弾いていた
先生が隣で 黙ってそれを聴いていた

あの時 何の曲を弾いていたのか
記憶は失われてしまった

突然の大きな揺れ
建物の入り口は塞がれ 靴も取れず


スリッパで山に逃げたが 地割れがあると蹲る
道路では  大きな車がミニカーの様に跳ねていた



大橋を渡らなければ 帰ることが出来なくなってしまう
途中で落ちようと・・・
そう想いながら アクセルを思い切り踏み込んだ

一人でいる母を心配し 車を飛ばす道すがら
アメ細工のように撓る信号機に叩かれそうになり
車中でさえ身を屈め 帰路を急いだ



目の前の建物が次々と潰れ 道路が裂けガスが地中から噴出し
帰って来れない息子を想い 夜遅くまで苛立ち

再開の喜びに打ち震え 抱き締め合った瞬間
決して 決して 忘れる日が来る事はない


ホットスポットに降った 放射能の雨を全身に浴び
崩れた庭先を 片付けていた日
余震の度 身を硬くして過ごした時間


全てが 未だに命の緊張を求める
誰もが味わった 大きすぎる恐怖を

皆が呑み込んで過ごしてきた 三年と言う月日
未だ 呑み込めぬ状況の方たち


想いは 埋もれ 流れ 散り 留まり
たくさんの渦を作った

でも その渦の中には同じだけの
感謝 喜び 気付き が あった


忘れることが いい事もある
けれど 忘れてはいけない事もある

あの日の夜の東京で 夜通し歩く人並みの
定規で線を描くような 生真面目さ



この国の欠片になれて良かった ふとそう思った瞬間
『経験の結果から生まれ出る 凡ての美しい夢』は
この国の欠片だから 頂けるものなのかも知れない


鎮魂の お役には立たないかも知れませんが・・・
全ての人がその時に 抱き締めた命を想い振り返ること

それは 亡くなった方達の命を抱き締める事と同じなのではないかと
そう 思います


先に旅立たれた方々が どうか心安らかに眠れますように・・・





3.11に寄せて

 

 

 

2014.3.11 書いたものです

今でもやっぱりあの日のことは忘れられません

皆 ちゃんと前に進んでいるけれど

この日は 自分の為にも振り返らないといけない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無くならぬ哀しみ覆い雪の果/心音

 

 

 

 

けっこう降ってくれました

まだ少し残ってはいますが

お陽さまの力は凄いです

 

 

 


 

 

お陽さまの筆さらさらと斑雪/心音

 

 

 

 

 

 

フレンチトースト バナナのソテー添え

かぼちゃのミニスープ ミニカップが無かったので蕎麦猪口💦

 

 

この日も母は完食でした ٩(ˊᗜˋ*)و やったぁ~♪

 

 

 

 

赤べこさん

 

 

 

今日はもう1曲大好きな歌を載せます

 

猪苗代湖ズ / I love you & I need you ふくしま [MORE ACTION, MORE HOPE]

 

 

今年は奥会津まで行きたいなぁ・・・