今日、大阪からの帰り、キオスクで週刊東洋経済を購入したんですね。
特集は「がん完全解明2012」
で、帰りの新幹線で読んだんですけど、知っておいた方がいいかなぁと思った話を書いときますね。
がんになったら・・・
まっ、考えたくない話なんですけど、みなさん何かしら「病気の保険」や「がんの保険」には入っていると思います。
病気の保険も、がんの保険も、商品によって補償内容が違うんですが、今から書く話は、がんになった場合
「保険に入っていなくても補助がある」
という話です。高額療養費制度「以外」の話も出てきますからねー。
まずは高額療療養費制度・・・
これは結構知っている方が多いと思います。
収入や治療期間にもよるんですが、分かりやすく簡単に説明すると、一般的に、ひと月約8万円を超える医療費は払わなくていいという制度です。(治療期間等によっては異なる場合もあります。詳しくは以前の記事を読んでくださいね。)
これはがんに限らず病気全般に適用されます。
僕の場合、お客様が入院する時は、いつも申請のお手伝いをさせていただいているんですが、申請はホントに簡単です。
だから病気に関しては、あくまでも「一般的に」ではありますが、ひと月8万円程度準備しておけば足りるケースが多いんですね。
で、この高額療養費制度。
企業に勤めている人は、勤務先で加入している健康保険組合から、さらに独自の給付を得られる場合があるそうです。
「一部負担還元金」という制度で、医療費の自己負担が一定額を超えた場合、その額を健康保険組合が給付してくれるらしい。
すべての健康保険組合が実施しているわけではないそうですが、この制度により、最終的な自己負担の上限を月2万円に抑えているところもあるそうです。
勤務先の人事部門に聞けば分かるかもしれません。
僕が知っている話でも、実際、鹿児島の地方公務員の中にも、高額療養費制度が「2万5000円」で設定されている機関もありますので。(この場合、ひと月の医療費が2万5000円を超えることはありません!)
だからご自身で調べておいた方がいいかもですね。
次に、「傷病手当金」制度。
がんだけでなく、重い病気にかかった場合、治療を受ける間は仕事を休まなきゃならないし、そのため収入が減ってしまう場合もありますよね。
そういう時に対応する保険や特約もあるんですが、会社員や公務員が加入する被用者保険に「傷病手当金」という制度があるんですね。
どういう制度かって言うと、病気やけがで3日以上欠勤した場合、4日目から最長1年半にわたり、その時の給料の3分の2が健康保険から給付されるらしいんです。
これは結構いい制度ですよね。
また詳しく調べて、ブログに書きたいと思います。
あと、これも前にブログに書いたんですけど、がんや病気になって、日常生活に「ある程度」の障害が出た場合、障害年金がもらえます。
これもひと月7万円程度。(詳しくは以前の記事を読んで下さい)
病気やがんになった場合、「保険からお金が出る」って考える方はすごく多いと思うんですが、このように、保険以外でも「使える制度」があるので、この点は頭の片隅にでも入れておいてくださいね。
公的な補助は基本的にみなさんから請求しない限り、もらえないケースがほとんどですので…
積極的に教えてくれる方ってゼロじゃないけど、少ないのが現状です。
つまり、請求しないと損をします。
実際、病気と無縁の方は、あまりピンとこない話かもしれませんね・・・
もちろん万が一の時は、今ご加入している病気の保険やがんの保険からお金がおりるんですが、今日書いたような「公的補助」の件にしても、「あっ、そういえば、保険のほかにも、なんかもらえるんじゃなかったかな??」程度位は覚えておいてくださいね。
「ない」のが一番ですが、もし、なにかしらあった場合、たずねていただいたら、ちゃんと説明しますので。
ではでは。