卿卿(きょうきょう)日常 #34 末弟の教育 あらすじ
急に尹崢が苦しみだしたと言われ、李薇は蘇慎についていった。
尹崢は池のほとりで倒れていた。
李薇が助け起こそうとすると、尹崢は水面を見るよう言った。
水面には蝋燭を灯した蓮の花が浮かんでいた。
お芝居だと分かり、李薇は尹崢の隣に座った。
尹崢は料理に文句をつけたことを謝り、嫉妬していたことを認めた。
李薇は自分が作った料理をけなされ腹が立ったと話した。
そして簫揚は尹崡の友だから目をかけていただけだと伝えた。
李薇は尹崢に口付けし、この世で一番大好きだと言った。
尹崢は、李薇を正室にし、生涯唯一の妻にしたいことを話した。
李薇は笑顔で頷き二人は口づけを交わした。
九川で紙幣の流通が成り、尹岸と尹峻は川主に褒められた。
尹峻は尹嵩の元部下を抱き込んでいる。
朝廷では謙虚で実直な者より如才なく立ち回る者の方が人心を掌握できる。
先手を取られれば大きな痛手を負うと戴笛は尹崢に助言した。
尹岐は上官婧に別れを告げ、背を向けた。
婧は尹岐を呼び止めた。
振り返った尹岐は足を滑らせ、婧と一緒に斜面を転がり落ちた。
2人とも少し擦り傷を負ったくらいで無事だった。
婧は、転がり落ちたことで怖くなった、尹岐が重傷を負ったらどうしようと怖くなったと話した。
一人旅は心もとないし、尹岐は自分がいないと生きていけない、だから一緒にいて欲しいと婧は言った。
尹岐は婧を抱きしめ、2人で一緒に飴を食べた。
九川の農地税減免について、いかにして共通の税制を導入するか尹岸と尹峻は計画をまとめ川主に提出した。
尹峻はすでに他川とも交渉済みだった。
先を越された尹崢は一季の売り上げ3万両を境に、3万両未満の者は免税、3万両以上の者は累進的に課税という案を提案した。
尹峻は同じ案を考えていた所だと話した。
2人は表面上褒め合い、和やかに火花を散らした。
川主は戸政司と九川事務司共同で進めるよう命じた。
尹崢が静園に帰ると尹崽が来ていた。
和夫人が帰省中なので泊まるという。
李薇は歓迎した。
尹崽は夫婦の部屋で一緒に寝たいと言い、3人は一緒に寝ることにした。
眠れないから話をするよう尹崽はせがみ、尹崢は李薇と出会った時の話をした。
尹崽は偏食で朝から肉が食べたいと言い、好奇心旺盛で質問をたくさんした。
李薇と尹崢は尹崽を学堂に連れて行くことにしたのだが、尹崽は他の生徒を扇動し授業をぶち壊した。
尹崢はどんな生徒でも導ける戴笛に尹崽を預けることにした。
しかし、戴笛にもお手上げだった。
戴笛によれば、尹崽は長い教師生活で最悪の生徒だそうだ。
数日預かっただけで、李薇も尹崢もくたくただった。
自分の子だったらどれほど大変だろうと2人は話し合った。
宋舞が静園に遊びに来た。
尹崽と宋舞はすぐに喧嘩になった。
李薇は宋舞に話を聞いた。
宋舞が和夫人に引き取られてすぐに生まれた。
自分がいらない子になるのではと、宋舞は不安だった。
成長した尹崽は、和夫人に買ってもらったものを自慢するようになり宋舞は尹崢の所に転がり込んだ。
李薇は、尹崽も母親を取られるのが心配だったのではないかと声をかけた。
尹崢は尹崽に話を聞いた。
尹崽は宋舞は和夫人に褒められるたことを自慢するから嫌いなのだと話した。
和夫人は自分よりも宋舞の方が好きなのだと尹崽は言った。
宋舞も和夫人に気にしてほしいのだと尹崢は尹崽に言った。
和夫人を独り占めする自分が嫌いだから、尹崢は今まで遊んでくれなかったのか、と尹崽は尋ねた。
尹崢は尹崽が好きだと伝えた。
李薇と尹崢は九川美食薈に尹崽と宋舞を招き、仲直りの場を設けた。
2人はお互いに謝罪し仲直りをした。
和夫人が帰省から帰り、尹崽は和夫人の所に戻った。
尹崽が帰り、静園が寂しくなったように感じる。
尹崢がそう言うと、玉瓶はそれならこれからも2人で一緒に寝ればいいと提案した。
李薇と尹崢は一緒に寝た。
李薇が心の準備ができていないというと、尹崢は李薇の気持ちに任せると言った。
年の瀬が迫り、新年を迎える準備で静園も店も忙しくなった。
李薇と菫海棠は元英にお年賀を用意し、婧には暖かい冬服を用意した。
尹岐と婧は、年越しだからと天幕ではなく宿で過ごすことにし、贅沢をして火鍋を食べた。
雪が降ってきて、雪を見たかった婧は喜び露台に出た。
尹岐は婧に暖かい外套を着せてやった。
そして婧と旅をして毎日幸せだったこと、婧と一緒ならどこにいても幸せであることを伝えた。
生涯、婧だけだと尹岐が言うと、婧は笑顔で頷いた。
2人は抱き合い、一緒に雪を眺めた。
感想
簫揚の登場で尹崢が嫉妬しました。
それ自体は可愛かったのですが、尹崢は李薇の作った料理を簫揚が作ったと勘違いし貶してしまい、李薇は落ち込みました。
そして2人はケンカのようになってしまいました。
尹崢は蘇慎に協力してもらい、李薇をロマンチックな池に呼び出し、仲直りしました。
李薇を正室にしたい、唯一の妻にしたいと言った尹崢に、李薇はうなずき2人は良い雰囲気。
今回はやけにキスシーンが多かった気がしました!
元英が去ったことで2人の心境に変化があったということなのでしょうか。
元英は一応名目上は正室でしたし、人前でイチャイチャもしずらかったということかもしれません。
それに元英と離縁が成立したことで、尹崢は李薇を正室にすることを内々に川主に認めてもらうこともできました。
2人の間に前回は簫揚が入りましたが、それも誤解だと分かり、2人のイチャイチャモードに火がついた、ということでしょうか!
いいぞ、もっとやれ!
と思っていたら、尹崽が泊まりにきて、夫婦の寝室で一緒に寝たいと言い出しました。
この時、裏切られた気持ちになりました。
え?いつから夫婦の寝室で寝てたの!?ってなりました。
知らされて無かった視聴者はプチパニックです。
でも、その後の流れを見た感じ、夫婦の寝室などないし、李薇と尹崢は一緒に寝たことは無かったけれど、尹崽の手前一緒に寝てないとも言えず、3人で一緒に寝ることにしただけだったようです。
良かった。
李薇と尹崢が視聴者に隠れて一緒に寝てたわけじゃなくて良かった。
尹崽はかなりの問題児だということが発覚しました。
先生や李薇が尹岐を引き合いに出していたのには笑いました。
宋舞が襲来し、尹崽とケンカ!
子供と大人がガチで喧嘩してる感じに驚きましたが、多分宋舞はまだ15,6歳なんでしょうね、きっと。
だから尹崽ともガチバトルができてしまう。若いっていいですね。
お互いに和夫人を取られてしまうのではという不安から相手を嫌っていた2人ですが、李薇と尹崢が間に入ってくれたおかげで無事に仲直りできました。
尹崽を預かったことで李薇と尹崢は子供を持つとはどんな感じか予行演習できました。
その上一緒に寝るのも続けることになりました。
李薇の心の準備はまだできておらず、尹崢は気長に待つつもりのようです。
正室になった暁にはきっと。
そのために取っておいてるのでしょう。
尹岐と婧が、ついに上手くいきました!
尹岐が本当に自分のもとを離れるつもりだと確かめた婧は、尹岐を引き止めました。
尹岐が足を滑らせて2人で転がり落ちたというアクシデントはありましたが、あれがなくても婧は引き止めるつもりだったと思います。
尹岐のことが心配で怖くなったと婧が素直に言い、その勇気にも泣かされましたし、今までの努力が報われた尹岐の心を思っても涙が出ました。
抱き合って、尹岐の胸に硬い物があることに気づき、2人は一緒に飴を食べました。
あの飴は28話で尹岐が牢に入れられた時婧が差し入れしたものだと思います。
2人は牢で一緒に飴を食べました。
30話で婧が出て行ったと知り李薇と元英が事情を聞きに来た時、尹岐はあの飴を食べて眺めていました。
尹岐はあの飴を婧だと思って大事に懐に入れていたんでしょうか。
そして気持ちが通じ合ったから一緒に飴を食べた。
いい話のような、ずっと懐にあった飴の保存状態が心配なような、複雑な気持です。
でも尹岐が飴と婧を重ね大切にしていたことには胸が熱くなりました。
いつもは天幕なのに年末だからと宿を取り、火鍋をたべ贅沢をした尹岐と婧。
これは年末だからというのは口実で、本当は婧にプロポーズするつもりで尹岐は贅沢をしたんでしょうね。
婧もそのことは感じていた。
だから、尹岐に話をするよう言いました。
婧と一緒なら自分が幸せだからというセリフ、よかったです。
しかも妾を持ちたいという最低なお願いをした尹岐が”生涯婧だけだ”と言ってくれた。本当に良かったです。
2話で婧は近づいた尹岐の腕を折り、尹岐は婧のことを人間じゃないと尹崢に愚痴ってました。
そしてあの最低な妾事件があった6話があり…。
印象最悪だった尹岐の恋をここまで応援するようになるとは。
2人の想いがついに通じ、感無量です。
尹崢と尹峻のバチバチのバトルも気になってましたが、今回は婧と尹岐が上手くいったことで満足しました(笑)