一年365日、日本のどこかしらで桜が咲いているそうだ。
筑波山の中腹、陶芸教室のあたりで桜が咲いている。
十月桜というのか不断桜というのか、毎年10月に咲き始め4月頃までポツリポツリと花を咲かせ続ける。
これだけで半年の期間をカバーしてしまう。
その桜の脇にみかんの木があり(右に見える青い葉の木)、小さな実を付けている。
福礼(ふくれ)みかんと呼んでいるみかんで実は500円玉より少し大きい程度で、意外に甘くておいしい。
筑波山中腹は冬には気温の逆転現象が起こって平地よりも暖かく、そのためみかん栽培が可能なのだそうで、みかん栽培の北限と言われていた。
が、実際には茨城県北部の日立でもみかんが栽培されているし、さらには最近宮城県でもみかんが収穫されるようになったとか。
それも気候変動のおかげなのかもしれないが、みかんを栽培してみようと思う人がいてこそである。
誰か、そのうち北海道でもみかんを育ててみようとする人が出てくるかもしれない。