薪割りがほぼ片付いた。
残ったのは長過ぎるので切って割らなければならないものと曲者で割れないもの。
短過ぎるものは薪を積んだ上部に載せた。
それでも載せられなかったものはコンテナに入れて積んだ。
さて、焚き付けで炉内に薪を組む時には片側に短めの薪を置き、それを枕として2、3本の薪を横向きに置く。
そうすると薪の下に空気が通ってよく燃えてくれる。
ふと思いついて、その枕薪に割ったばかりで全く乾燥していない薪を使ってみた。
上に載せた乾燥した薪が燃え尽きても枕薪は残っていて、薪を追加する時にもう一度枕の働きをしてくれる。
未乾燥の薪を焚くのは褒められたことではないが、枕薪だけなら問題はなさそう。
ところで、薪は草かんむりに新で成り立っていて、本来は切り立ての新しい薪を意味する。
そもそも「新」という漢字が「辛(鋭い刃物)」と「木」と「斤(おの)」から出来ていて、「切り立ての木」、そこから「生々しい」、「あたらしい」という意味に発展したとされている。
囲炉裏では生木を燃やしたというし、薪は必ずしもよく乾燥させたものだけが利用されていたわけではなさそうである。