薪割りをしていると | 菊と斧

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薪割りをしていると割れた断面のうつくしさに思わず感嘆の声を上げることがある。

 

 

消滅したブログに「薪割り美術館」というタイトルの記事をでっち上げたこともあった。

 

 

もう残っていないのでいずれもう一度取り上げてみようかと思う。

 

また、桜を割った時に立ち昇る馥郁とした香りにうっとりさせられることもある。

 

そんな楽しみがある一方で、あまり歓迎されないのが飛び出してくる虫。

 

Gを毛嫌いする人が多いが、個人的にはそれほどでもなく、一番嫌なのは蟻である。

Gなら数匹で、出てきた途端に逃げ出して姿が見えなくなるが、冬眠中の蟻のいる木を割ってしまうとゾロゾロ、ゾロゾロ出てきて切りがないのが嫌になる。

 

先日薪割りをしていたら、スズメバチが出てきた。

冬眠中の女王蜂だろうから、その辺りに放っておいたら何処かに潜り込んで、春になったら、、、と考えると剣呑だ。

 

以前スズメバチに刺された時に手に持っていた剪定バサミで腰斬刑にしたのを思い出し、かわいそうだが腰に斧を打ち込んだ。

 

すぐに命絶えるかと思ったが、薪割りを終えた後見たらまだ動いていた。1時間以上経っていたと思う。

 

スズメバチも怖いが、人間はもっと怖い、、、