少し前にニュースで


疑似ブロックを設置して交通事故を減少させる対策を講じている市町村の話を目にした。


疑似ブロックとは路面にペイントされた構造物(歩道と車道の間にあるブロック)だ。


実際にはペイントされているだけのものが


運転している人には構造物があるように見え


結果、減速するというもの。


それが事故の減少につながり効果をあげているらしい。




目の錯覚なんですが


これはかなり効果ありと見ました。


視覚って瞬間のもので


判断も言葉を発したり考えたりするよりも数段に早いですね。


危ないと思ったときに、体が勝手に危険なところを避けているなんてことは


誰しもが経験したことがあるのではないかと思います。




同じ様に疑似ってあらゆる場面で効果を発するのではないかと思うんです。


たとえば


私は仕事で工業製品の組み立てと梱包作業をしているのですが


いかにきれいに梱包するかを目標にしています。


誰かから指示されたわけではないのですが


私の勝手な持論にてそうしてます。


どういうことかというと、


きれいに梱包してあると、見た一瞬のうちに


中身もきれいって錯覚すると思うからです。


逆に梱包が雑で汚いと、受け取った側は


意識せずとも一瞬で汚いと感じ、マイナスイメージを抱きつつ荷をときますね。


さて、製品に同じ大きさの傷があった時、


どちらがクレームになりやすいかというと


明白ですよね。


そうです。後者です。


なので極力プラスイメージから入れるように


第一印象は良くしておく


これ大事ですね。


中身が伴ってなきゃどうもならない話ですが


同じ中身でも第一印象が良いのと悪いのとでは


対応が変わってくると思うわけです。


でも、この点はわが職場ではあまり重視されてないんだな・・・^^;




あるテレビ番組で知った話ですが


胃を切除して満腹感を少量の食事で得られるようにするダイエット方法を


催眠療法でおこない、催眠で胃を切除したと暗示にかかってる患者は


実際には胃を切除していないにもかかわらず、満腹感を少量の食事で得られるようになるんですね。


疑似とは少し意味が違うかもしれませんが


思い込む


という点では同じかと思います。



錯覚。


まるで欺かれたり


真実から目をそらされたり


騙されているような感じもなきにしもあらずですが


潤滑にことが進むならそれも可だと思います。



私は何も真実(事実と言った方がいいのかな?)だけが


情報として得るに値するものだとは思わないんです。


嘘であってもそれから得られるものが


事実以上のものであるならそれでいいと。


もちろん全てにおいてではなくて


ケースバイケースで


それぞれの事象によって異なってくる種のものとは思いますが。




ちょっと興味深い話だったので


取り上げてみました^^         名前