全国の裁判所トップが集まって司法行政の課題を議論する「高裁長官、地・家裁所長会同」が9日、最高裁で始まった。竹崎博允(ひろのぶ)・最高裁長官は、裁判員対象事件の公判が始まるまでに時間がかかりすぎている問題について「被告に迅速な裁判を保障するため、公判前整理手続きの機能を高め、速やかな審理を実現することが望まれる」と述べた。

 竹崎長官は冒頭のあいさつで、再審無罪となった足利事件に触れ「科学的証拠の意義、機能について速やかに検討し、結果を広く刑事司法の運用に生かしていかなければならない」と発言した。

 また、多様化する民事訴訟に対処するための知識の習得▽増加する家族間紛争に対する柔軟な取り組み--などの課題も示し、「従来の運用を漫然と踏襲するだけでなく自らが新たに実務をつくり上げていく気概を持ってほしい」と語った。

 会同は最高裁裁判官や事務総局幹部らを加えて、計約140人が参加し、10日まで行われる。【伊藤一郎】

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【ふるさと便り】

 母の日のカーネーションに比べて認知度の低い「父の日」(6月第3日曜日)のバラを定着させようと、鳥取県米子市淀江町でバラを生産する森田園芸が27日、市民らを招いてバラを摘んでもらう体験イベントを開いた。

 同市などから8人が参加し、「ルーレット」や「ニューミラクル」「サンティアゴ」など20種類が栽培されている約1200平方メートルのハウスで、好みのバラを採花した。

 摘んだ花を使ったフラワーアレンジメント教室も開かれ、参加者らは赤やピンク、黄色など色鮮やかな作品を仕上げていた。

 参加した鳥取県大山町の中原喜代子さん(74)は「何種類ものバラを摘んだのは初めて。父の日には夫にバラを贈りたい」と話していた。

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