こんばんは
『授乳タイムをリラックスタイムに』を合言葉にラクな育児を応援している助産師の佐藤千鶴です
札幌・札幌近郊で母乳育児・育児相談を出張でおこなっています
最近、一番多い相談の上位3位を紹介します。
第1位:断乳・卒乳の相談
この1個前のブログもそんな記事です。
・仕事復帰する予定があるので、断乳・卒乳した方がいいでしょうか?
・1歳になるのでやめた方がいいですか?
・乳がん検診に行きたいのでやめたほうがいいですよね?
こんな感じです。。。
第2位:離乳食の相談
・離乳食を何から始めたらいいかわからない
・10倍粥から始めていつから他のものを食べさせればいいですか?
・最初は良かったのに食べなくなったんです。。
・フリージングしたものを食べません。。。
などなど。。。
第3位:授乳姿勢や吸わせ方に関すること
・おっぱいあげるのはいいけど体が痛い
・授乳姿勢がこれでいいのかわかりません
・授乳が楽だと思えない。なので吸わせなくて済むようについつい抱っこしているけど寝ない
などなど。。。
今回は第1位の中の『仕事復帰と断乳・卒乳について』お話したいと思います。
4月から仕事復帰する予定のママは多いと思います。
4月じゃなくても夏までには復帰する予定の方もいますね。
仕事に復帰するということは、当たり前ですが、昼間に授乳ができなくなります。
夕方から朝までとお休みの日の授乳しかできなくなります。
でもできるところがあるのです。
母乳育児は、母にも子どもにも、そして社会にもメリットがあります。
母にあるメリットは、いろいろありますが
母乳育児を続けることで閉経前の卵巣がん・乳がん・子宮体がんのリスクが減るといわれている
母自身が糖尿病・高血圧・リウマチ・アルツハイマーなどの病気のリスクが減るといわれている
保育園に預けられてからも病気にかかりにくいので、欠勤が少なくなる
子どもと離れている時間を補う貴重な時間となる
自分にしかできないことがあると喜びを得たり、自信を取り戻したりできます
などなど他にもいろいろメリットがあります。
子どものメリットも一部紹介します
保育園に預けられてからも母乳育児を続けた子どもの方が、感染症にかかりにくく、なっても早く良くなると報告されている
将来の生活習慣病(糖尿病・高血圧・高コレステロール血症など)のリスクを減少すると言われている
知能と神経の発達を高める
母親と離れて保育園に入り保育者に慣れるまで、子どもはストレスでぐずりやすくなることがあります。夜間に添え乳などで母乳をもらえると癒されることが多く、この時期を乗り越えることができます。
社会のメリットとは、何があるかわかるかわかりますか?
子どもの病気の為に雇用者が欠勤することが少なくなる
育児支援により、仕事をやめる女性が減る
雇用者(母か父)とその子どもの健康上の問題が減少するため、健康保険の支払いが減少します
などなどメリット多いのですよ
さてそうするとこんな質問が来ます
・仕事をしながら母乳育児を続けるのは大変ではないですか
・乳腺炎にはならないのですか
・搾乳する暇がないのに大丈夫でしょうか
・寝不足で倒れませんか
ちょっとしたコツは必要かもしれませんが、そこまで難しいものではないです。
搾乳は、人によってがっつり昼休みにしないといけない人、軽くでいい人それぞれです。
月齢によっても違います。
寝不足で体力持つか心配なら、「最初の1~2ヶ月頑張ってみよう」というくらいの気持ちでいいですし、そこで意外と大丈夫ならもう少し続けるという少しずつ伸ばす感じでもいいのです。
復帰が断乳・卒乳になると決めつけなくていいのです。
母乳育児を続けるということはメリットがあります。
ただし、母乳育児のメリット・やめることのデメリットを知った上で、「母乳育児をやめる」と決断したのなら、それは自分で納得して決めたことですから、それでいいと思います
私が言いたいのは
「母乳育児を続けたいのに、復帰を理由に泣く泣くやめる必要がない」ということです。
続けたいなら、胸を張って続けていいので、続け方の工夫をお伝えします
やめたいなら、納得してやめてもらいたいし、無理のない(母にもお子さんにも)やめ方をしてもらいたいので、その方法をお伝えします
卒乳講座は、そんな講座です。
卒乳に迷ったら、断乳をしたいと思ったら、自己流でやらないで
メールでも電話でもいいので一度相談してくださいね。
もちろん、出張で相談も受けています。
お問い合わせ等はメールかフォームからお願いします。
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今日は東日本大震災から10年。
大きな災害になると母乳がストレスからでなくなると言われていますが、一時的なもので必ず復活します。
そんなに長期に出なくなるわけでないのです。
水が手に入らないかもしれない。
お湯を沸かせないかもしれない。
衛生的にいろんなことが心配になるかもしれない。
でも、母乳ならそんな心配がない。
そしてあの大きな地震でも避難所では赤ちゃんたちは周りの大人に生きる希望を与えたはずです
赤ちゃんは生きる希望・未来そのものだとつくづく感じながら
お仕事をさせていただいています。
沢山のことを教えてくれる赤ちゃんたち、ありがとう
そしてすべての人たちへ。
「生きててくれてありがとう」
今日もゴキゲンな1日