北米でマルチリンガルの子育て、仕事、海外生活と日々奮闘中の筆者が感じた日本と海外の違いや気づきを綴るコラム。

第3回目は、「タイムアウト!子供の反省の時間」についてです。
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悪いことをした時に廊下で立たされる生徒のイメージ。皆さんも知っているのだろうか。

これはどこで見たのだろう?ドラマかな、映画かな。

今ではもうそういう風潮はないのかもしれない。

今回はそんな子供の反省の時間のお話。

子供に自我が芽生えてくると、意思疎通ができる喜びと共に悩まされるのが、魔の2歳児と呼ばれるあの時期だ。

とにかくあの手この手を使って自分を通そうとするし、その巧みなやり取りに上手く丸め込まれそうになるときもある。

そう来るか!面白いなぁ。。と思いつつも、心を鬼にして、たまには本気で対決をする。

でも、できることなら大声を張り上げて怒るようなことはしたくないなと思ってしまう。 

何か良い方法はないものか?と模索していたときに教えてもらったのが「タイムアウト」だ。

これは、海外の子育てではポピュラーなやり方で、私は初めてみた時とてもユニークで良い方法だなと感心した。

「タイムアウト」は、スポーツで使われるタイムアウトと同じで、今やっていることを一度ストップして考える時間になる。

例えば、なんども注意をされたのにやめない時や、親とした約束を意図的に守らなかった時。

友達同士で喧嘩をした時などに、学校や家庭で取り入れらている。

私の子供が通う保育園でもこのタイムアウトは行われていて、保育園から帰って来た子供との会話で「今日はタイムアウトがあった」「誰々くんがタイムアウトされた〜!」と言っていたりする。

ではこのタイムアウトはどうやってするのか。やり方はとても簡単だ。

まずは、タイムアウトをする場所を固定で一箇所決める。場所を決めるポイントは、親の目の届く場所にすることと、隔離されない場所であること。(リビングの角や廊下の壁沿いなど)タイムアウトをする流れはこんな感じだ。

子供が良からぬことをする。

何度か注意するが、全く親の言うことを聞かない。

タイムアウト!

指定の場所へ連れていって、ある一定時間座らせて反省させる。
タイムアウト(反省の時間)は、その子供の年齢によって決まっていて、2歳だと2分。4歳だと4分という具合いになる。

この時間はどんなに泣き叫んでも、その一定の場所に座らせて、一人の時間を過ごさせる。動こうとしたら、またその場所に戻す。

時間が来たら子供のところへ行って、穏やかに冷静に話をする。

(親は怒っている態度をせずに、普通に話をするのがポイント)

どうしてタイムアウトをされたのか?まずは子供に質問をし、理由を話してもらう。

(子供がタイムアウトをされた理由をきちんと理解する時間)

その理由が当たっていれば、そうだねと同意し、間違っていたらそこで穏やかに教えてあげる。

最後はお互いにハグをして、今度はやめようね。とニコッと笑って終わりにする。
タイムアウトの後は、親も表情や態度で引きずらないようにして、怒っていた雰囲気をすっぱりと終わりにする。

私はこのタイムアウトを知ったとき、とても良いやり方だなと感じた。怒り怒られという、わー!!っとなった雰囲気を一旦終わらすことで、親も冷静になれるし、子供も自分なりに考え理解を深める時間にできるのだ。

しかもこのタイムアウトが定番化すると、子供はタイムアウトが嫌で早々に言うことを聞くようになったりもするし、そうでなくてもタイムアウトにより、悪い行いを一旦ストップすることができる。どちらにせよ終わらせる方向に持っていくことができるのだ。

我が家でもこのタイムアウトは、2歳のイヤイヤ期が始まった辺りから始めていて、今も継続中である。

子にとっても親にとっても効果的なこのタイムアウト、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。

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佐々木久枝 profile (
https://writer-sasaki.blogspot.com/ )
2011年の海外移住をきっかけにライター・エディター・翻訳家となる。英仏話者。

人々の生き方や働き方に興味があり、取材・インタビュー記事が得意。

最近は新たな挑戦として、現地企業でマーケティング・カウンセラーの仕事も始め、

今後は海外と日本企業や人の架け橋となるようなサポートもしていきたいと考えている。