ご覧いただきありがとうございます😊
コロナ禍で緊急事態宣言なり、マンボウが出されている昨今、
ストレス無く過ごされたでしょうか?
仕事だった方はお疲れ様でした。
私もゴルフをしたり、
時間がある時はYouTubeを見ながら、
相変わらずのゴルフ生活を送っていました。
見ていたYouTube の中で、それは違うなぁ……と
思った事があったので、今日はその話。
スイングウエイト、いわゆるD0とかD2とか表記されるもの。
違うなぁと思ったのは
『バランス表記はメーカーが作ったヘッド重量の誤差を誤魔化すために作ったもの』
という、ちょっと過激な発言。
確かに大手メーカーのヘッド重量誤差は、アイアンで±2g〜3gあるのですが、
それを誤魔化すためにバランス表記をしているのではないのです。
スイングウエイトは、
『そのクラブの振り心地、体感重量を示す値』です。
普通はヘッド、シャフト、グリップを組んだ状態で販売をしているので、
どれを買っても振り心地が“あまり“変わらないようにしようという概念でクラブメーカーは作っているのです。
例えば、6番がC9で7番がD1,8番がD0だったら、
ユーザーはいい加減なメーカーだと思うでしょうね。
だから大手メーカーの場合、誤差を考えて、設計重量を軽めに設定して、ネックにウエイトを入れて、
調整をしているのです。
軟鉄鍛造ヘッドなら、重量誤差は少ないですが、
チタンヘッドやステンレスヘッドの鋳造モデルは、
製造上、誤差は出ますからねー。
昔のキャロウェイはバッジの重量で、誤差を調整していたものです。
私が使い始めた、サンプルのパターも、
ヘッド重量360gを32インチにしたら、軽く感じて、
鉛を貼りました。
バランスが1.5ポイント上がるだけで、距離感が正常に戻るのですから、
振り心地の目安になるバランスは重要とは言わなくても必要だと思うのです。
ポイントはこのクラブに対して、どんなスイングウエイトが合っているか……です。
以前私が使っていたエースドライバーは、
51gのXシャフトを46.75インチで組んで、
バランスD7。
クラブ総重量は297gでした。
Xにしたのは、46.75インチだとシャフトが柔らかくなるから。
D7でもシャフト振動数が許容範囲で、297gなら
軽く感じずに振れるのです。
今使っているドライバーは、
バンブーシャフトのSを、
45.75インチで組んで、総重量315.6g, D4.5
普段、アイアンを同じシャフト、同じグリップで
使っている人は、振り心地を合わせる為に、D2指定とかあると思います。
それ以外は、長さ、振動数、総重量を考えて、
バランスをどこに合わせるか=振り心地を合わせる
が必要となってくるのです。
今から15年くらい前に、ヘッド重量管理では有名な三浦技研の現三浦会長との話の中で、
『ヘッド重量もシャフト、グリップ重量もきっちり合わせて組んだのにバランスが違うんだ』
『色々考えてたら、スチールシャフトのバランスポイントにバラつきが合った』
なんて事がありました。
ムジークでも軟鉄アイアンは、±1gの重量誤差。
地クラブに可変ウエイトが付いているものが多いのも、ネックにウエイトを入れる事無く、振り心地を合わせるため。
まぁヘッドだけで販売しているムジークを含めた地クラブメーカーは、シャフトのバランスポイントまでは分からないので、
そこからは工房さんの腕の見せ所。
必ずユーザーさんに合わせた振り心地にしてくれるはずです。
だから地クラブは面白い。
最後に、
アイアンでヘッドが落ちる=打振る事が多い私は、
カウンターバランスのグリップで、C6とかC8バランスにしたアイアンをテストしてみたいのです。