★ ひさしぶりに故郷の太宰府を思い出しています。
子供の頃、親戚の人が訪ねてくると、必ず全員で太宰府へ詣でます。
えっ? もちろん歩いてではありませんよ。
西鉄二日市駅から、太宰府行きの支線が通っていました。
太宰府駅からは、沿道の屋台で《梅が枝餅》を食べるのが定番です♪
★ 小学校での思い出
二日市町で一つしかない小学校は児童1000人くらい、
まず3月は「卒業生お別れ遠足」で、一年生から六年生まで全員で学校から太宰府まで歩いていきます。
そして四月は「新入生歓迎遠足」
この日は新六年生にとっては、待ちに待った一大イベントの日です。
一年生になったばかりの可愛い子と手をつないで
この「歓迎遠足」の時だけは、新一年生には保護者が同伴です。
でも母親たちは、それぞれのクラスの最後尾に固まってついてきます。
可愛い一年生と手をつなぐのは、六年生になったばかりの少年少女です。
男の子には六年生の男子、女の子には同じく六年生の女子。みんな嬉しくてね♪
覚えていますよ、一年生ってこんなに小さくて可愛いんだ
当時ですから車一台通らない田舎道を、1000人の子供たちがうねうねと歩いていきます。
途中で道端の野花を摘んだり、靴を脱いで小川を歩いてみたり・・・
先生方もニコニコと
日頃の腕白坊主が、思いっきりの優しいお兄ちゃんぶりに笑っています。
お昼も担当の子のお母さんと一緒
帰り道は誰ともなく、おんぶ、抱っこが始まり
六年生のお兄ちゃんとお姉ちゃんは、
小さな一年生の子を、嬉々としておんぶしたり抱っこしたり
一緒に歌ったり、今でも忘れられない楽しい思い出です。
数か月後の九月
六年生の少年少女たちは、同じ道を歩いて大宰府へ、それから標高829mの宝満山を頂上まで!
そしてそのまま歩いて小学校へ
思い出しても、凄い体力だったのですね
日頃弱い私も一生に一度の経験だからと、頑張りました!
本当に、一生に一度の経験で終わりそう
でも行って良かった♪
散歩コースの道端に咲いていた花です