今から二十年以上前に日本に帰国中に前歯のブリッジを作って貰いました。

保証期間は15年だったのでその期間を悠に超えていたこととその後かかったこちらの歯医者がそのブリッジを見て凄くうまくできていると感心していました。

その時私がお世話になった歯医者さんは田舎の実家の最寄りの歯医者さんだったので少し驚きましたが若しかしたら隠れた名医なのか若しくはスペインの歯科医療が遅れているのかはわかりませんがそれからは思い出す事もなく二十年以上が過ぎました。

そして今回日本への一時帰国が決まった頃にブリッジの前歯がぐらぐらし始めたのであの時のこちらの歯医者言葉を思い出しました。

今回の帰国は久しぶりなのとすでに退職している私の一人旅なので滞在予定が少し伸びても構わない為ブリッジはもうできないので同じ病院で今度は入れ歯を作って貰おうと思い、日本到着後2日目には歯科医院に出掛けました。

私はもう歳なので今更インプラントのような痛そうな施術と時間のかかるものは避け田舎の歯医者さんが一番良く手がける老人用入れ歯ならすぐにできるのではないかと甘い考えで医院を訪れた所、何年も歯医者の世話になっていない為、前歯だけではなくその他の悪い歯を抜いたり治療したりしてからしか前歯に取りかかれないと同時にその時はまだ前歯もぐらぐらするだけで抜けていないのでそれらを抜歯してその傷が治るまで時間がかかるので最低でも3ヶ月かかると言われました。

良く考えてみたら日本でブリッジを作る時には既に前歯は抜け落ちスペインで仮歯を付けていてその後日本に行ったのでその時には既に傷跡もなくその両隣の健康な歯を削ってブリッジをはめ込むだけだったので早くできましたがそれでも歯医者さんにも時間の調整をお願いしてギリギリ1ヶ月かかった事を思い出しました。

また日本行きの前に別の手術をしてスペインに帰ってから薬物治療を始めないといけない事もあり3ヶ月は流石に滞在はできないのでこちらに戻りました。

その後二週間ほどでブリッジがとれてしまい其れからこちらで歯科医院を探し始め3月の初めから治療を始め、ようやく今日4回目のフィッティングで終了しましたがおよそ4ヶ月かかりました。

これで何事もなければあとは4−6ヶ月毎の定期点検のみです。

多分、これからの定期メンテナンスにより他の歯もコントロールしてくれるので少し安心しています。

いまのところ自前の歯が20本あるのでなるべくこれを長持ちさせないといけないのでまたメンテ項目が一つ増えました。

やっと一つ終了して少しほっとしています。