よく子供の時、
「手を挙げて横断歩道を渡りましょう」
と言われた。
幼稚園とか小学校で。

それで、その手を挙げる前に・・・
「右見て左見て、もう一回右みて・・・」
と言われた事を思い出した。

当時、バカな(今もだが)子供だった僕は・・・
「なんでもう一回右見なきゃいけないんだよ、さっき見ただろ」
と思っていた。

右を一回見たんだから、もう一回右見るとかかっこ悪い、

とまで思っていた。

しかし、自分が車に乗ってみて初めて理解できたというか、納得できたのだが・・・
1秒前の状況はもう、無いのだ。
何故ならば、モノは常に動いているから。
至極当然、あたりまえのことだ。
車に乗っていても、バックミラーごしに映る風景は1秒前とは違っている。
横断歩道でもそうなのだ。

で、何が言いたいかというと・・・
つまりそうなのである。
ある種、「なんでこんなことしなきゃいけないんだよ」ってルールや標語には、
やっぱり理由があって・・・
自分がそのものズバリ(例えば横断歩道で危ない目にあったり、)
他の局面で経験したりしないと納得や理解ができないモノがあったりする。

かっこ悪いとか、自分の浅はかな考えってはホント、クソの役にも立たないなって思った。