今回、新和座の作品で僕は演出はしていません。
新和座初の書き下ろしの作品を書いただけで、演出はしていません。
これは前にもこのブログで書いたように”作家と演出者は別であるべき”という思いからなのです。

そんな次期公演の稽古や練習を見ていて感じる事があります。
教え子達がそれぞれ、成長しているなぁ~と。
座長の古川も、ならも、長谷川も、加藤も、今松も今回演出を務める石井も僕の教え子であります。
彼らはいつの間にかお兄さん、お姉さんになっていたのが、頼もしく感じるのです。

私も彼らも常に舞台の上に身を置き、日々修行と考えております。
ですので、稽古場で行われる全ての事は身になる、という思いがあります。

そんな中、ならや長谷川が後輩に檄を飛ばし、指導をしているところを見ると頼もしくなります。

『誰かが今、悩んでいることは、昔、自分が悩んでいたこと』という思い。
この思いがこの指導というものを通じて見ていると、不肖武藤、間違っていなかったんだな、と自信がつくのであります。
この思いのもと、自分の考えや方法を他の人に教える事によって、更に自分自身の身になるようにしている事が新和座自体も日々進歩しているのだな、と感じているのです。

僕も彼らに負けないように更に頑張るのであります!