作品を作る度に考えることがあります。
演出家の仕事って色々あるけれども、
”ダメ出しをする事でなくて、如何に俳優さんにイメージしてもらう方法を思いつくか”
ってことが一つの大きな仕事だと思っています。

音楽もそうだし、情景説明もそうだし。
役の---所謂、役どころもそうだし。

今、座で一緒にやってくれている俳優さんのほとんどは、もう、僕の好みが分かってくれるので、
仕草とか物言い自体に色々と言うことはあまりありません。
それだけ、皆、がんばって色々と試行錯誤してくれた結果だと思います。

それを踏まえて、段取りだったり、仕草の注文だったり、
「ここはこう見せたい!」
だったり
「この役はこう表現したい!」
だったり
をイメージしてもらえるように如何に工夫するか、それが僕の、演出家の仕事だと考えています。

俳優さんを通じて、役を通じて、僕の思っていることがお客様に伝わるように、
お客様にもイメージしていただけるように、様々な工夫、方法を考える、
これが僕の仕事だと思っております! 

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