★★/GINZA1954(銀座) / カツサンド | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

洋食屋、とんかつ屋、パン屋さん・・・


これまでいろんなお店で食べたカツサンド。


私の中では世界一美味しいと思うカツサンドが食べたくて、やってきたのは銀座。

 

SVAX銀座ビルの地下一階にある「GINZA1954」さん。


店名の通り1954年の創業で、今年で64年続いている名門BAR。

 

重々しい扉を開け店内に入ると3人のバーテンダーさんが出迎えてくれる。

 

カウンターの一番端に座りバックバーを眺める。


「飲物は何いたしましょうか?」


トムコリンズをお願いします。


静かな店内にシェカーを振る音が響き、静かにグラスに注がれる。


そっと炭酸が注がれて出来上がりだ。

 

●トムコリンズ


カクテルピックに刺したレモン・スライスとマラスキーノ・チェリーが特徴。


ジンベースのカクテルだが、レモンの酸味と砂糖の甘さが絶妙の美味さ。


喉も乾いていたので一気に飲み干してしまう。

 

●チャーム


チャームはコーンスープとポンデケージョ。

 

モッチモチのポンデケージョはお代わりしたくなるほど。

 

●ブルームーン


ピンクのブルームーン。


ここで目的のカツサンドを注文。

 

●カツサンド

 

これですよ!


最初に食べた時には感動のあまり言葉が出なかった。


ミディアムレアに揚げ、余熱で火を通す手法はうっすらピンク色。


表面は脂の汗をかいてしっとり濡れているお姿は何とも気品のある貴婦人のよう。

 

うん、これこれ!


噛むとスッと切れる柔らかさ。


そして肉の旨味が口いっぱいに広がっていく。


衣はお肉とピタッと密着し寸分の隙間もない。


ロース肉を使い脂の部分は全てそぎ落としてある。


お肉は宮城県大川原町の契約農家で育てたもち豚ロースの芯だけを使っているそうな。


今までの常識を超えるカツサンド。

 

ピクルスも文句なし。

 

●ハーパーの炭酸割り


カツサンドにはハイボール。

 

銀座のBARではハーパーも高価な12年。


ハイボールにはちょっと勿体ないが流石に美味い。

 

●パパゲーナ


仕上げには目の前のバックバーにあったチョコレートリキュールのモーツァルトを使ってパパゲーナを注文。


ブランデー、モーツァルト、生クリームのスイーツ感覚のカクテル。


サービスも銀座の老舗バーならではの質の高さで、いつもながらの楽しい時間が過ごせた。


いつも美味しい食事に感謝をこめて
「ごちそうさま!」

 

【本日の名曲コーナー】

 

モーツァルトの歌劇「魔笛」

 

愛と冒険のメルヘンオペラ「魔笛」は、パパゲーノとパパゲーノの二重唱や、夜の女王のアリアなど聴きどころ満載だが、私が好きなのはパパゲーノとパミーナの『恋の二重唱』。

 

何とも甘くほろ苦いチョコレートのようなメロディ。


【お店】 ★★
・GINZA 1954
・東京都中央区銀座8-5-15 SVAX銀座ビル B1F
http://www.heartman-ginza.jp/1954/