「みちのくの味!」~東上野・ひがし北畔~ | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

台風が日本列島縦断しそうな勢いだが、今週は荒れ模様になりそうだ。


「名物に旨いものなし!」


地方へ行くたびに、その土地の名物を食べ歩くが、確かに旨いものより不味いものの方が記憶に残る。


名古屋と沖縄は美味しいものが何もない断トツのトップ2だし、関西系も苦手。


逆に美味しくて印象に残っているのが東北。


何を食べても美味しくて、それまで暗いイメージしかなかった東北が輝いて見えたものだ


ランチは東上野にある青森みちのく料理の「ひがし北畔」さん。


もう何度も紹介しているが、今回もねぶたが出迎えてくれる。


前回は伊達鶏のチキンカツだったが、今回は鯖の文化干しで注文。


東北のお酒もいいんだが、目の前には赤、白、黒の霧島が無造作に置かれている。


焼酎を眺めながら飲むお茶は虚しさだけが募る(笑)


10回ほど喉をゴクンと鳴らした15分後に出来上がり!


●文化さば定食(860円)



青森県の八戸に揚がる鯖は質の高さで有名だが、私も現地で食べた時はあまりの美味しさに驚いたものだ。


このお店のもう一つの名物、出し巻き玉子はランチには全て付いてくる。


それではいただきます割り箸


手作り豆腐。


豆の味が濃厚で、自然で素朴な味に親しみが持てる。



濃いめの味噌の昔風の味噌汁。


定食って味噌汁やごはんの質は重要だが、ツヤツヤふっくらで文句なし。


お新香が旨いのも定食ではポイントが高い。


レモンをギュッとひと絞り。


大根おろしと共にパクッ!


ふっくらと焼きあげられた美味しさは、鯖の質の良さもあるんだろうが、天日で干す自然の旨さとお店での焼き方の技術だろう。


ノルエ―あたりから連れてきた体だけが大きなデブ鯖に、機械で熱風を与えて作る文化干しではけして味わえない良質の脂。


その分近隣のランチの鯖よりは割高だが、このレベルだとCPはかなり高い。



美味しいものは最後に食べるタイプなので、大事に取って置いた出し巻き玉子は格別の味。


いつもながらの満足度の高いランチだったが、東北の食材の旨さに改めて魅了された。


夜は毎月1回津軽三味線の演奏も行われているようなので、迫力のある津軽三味線を聴きながらイッパイやるのもオツなものだろう。


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 
・ひがし北畔
・東京都台東区東上野2-3-18
http://www.michinoku-hokuhan.com/




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