3月22日 国立オリンピック記念青少総合センターにて
開催された

バイオリンランド 安部慶子先生 主催の

ソロ&アンサンブルコンサートに参加させていただきました。

私は、アンサンブルメンバーとしてステージに上がらせていただきましたが

演奏するだけでなく、様々な新しい発見があったことを

残しておきたいと思います。





私は、指導者として 発表会を主催したり
コンサートを企画することのが 仕事のひとつです。

たまには、お世話になった先生のコンサートのお手伝いなどもありますが

今回は、自分が生徒として

そして、専攻楽器ではない ほんのすこしの安心感 の おかげで

いつもとは違う感覚で コンサート全体を 冷静に見渡せることができたように思います。


たとえば、

今回は、ソロ曲のピアノ伴奏の譜めくりのお役目をさせていただいたのですが


楽譜を見ながら、バイオリンの音 ピアノの音をじっくり真剣に聴けてたことは

なによりの収穫でした。

会場に座って聴いていたら、聴き流してしまったかもしれないニュアンスや

本番という 緊張感がマックスになっている状態の 音楽を

「聴く」というのは なによりも 勉強となりました。


通常、演奏するというのは

「弾く」という運動機能 を「聴く」ことにより

「脳」でコントロールして 行われています。

譜めくりは、 この運動機能 が そっくり ない状態で

楽譜でみた音を 「聴く」 ことのみに集中することが出来るのです。


しかも、プロのピアニストが

どんな風に 音楽を作っていくのか

アンサンブルをどう捉えているのか

ピアノ伴奏の 果たす役割 が

「耳」と「目」で しっかりと 感じることができました。


私にとって何より貴重な経験です。


裏方の仕事は、音楽を学ぶものにとって

思っている以上の収穫があります。

なにもかも、お膳立てをして

お姫様のように 「さあ、お弾きくださいませ」 という 

状態では決して得られないものがあるのだなと 改めて思いました。

指導者は、この貴重な機会を奪ってはいけないのですね。


この経験を 自分の お教室やイベントでも

充分に生かしていこうと思います。



      つづく