「30才になりました。お祝いしてください。」と

レッスンやってきた ダウン症の女性。


「そんなこと急にいわれても
 パーティは出来ないよ」

  と答える。

本当は、今週 誕生日を迎えたことも知っていたし

プレゼントも用意しておいた。。

でも、プレゼントを 渡すことは しなかった。。。

レッスンを終えた彼女は、

プレゼントを もらうよりも

満ち足りた様子だったから。。。



そう、彼女は 「学びたい」と思ってやってきて

その想いが達成できたように見えた。




このタイミングで プレゼントを渡してしまうと

この今の気持ちを台無しにしてしまうような気がして。。。。



10才でやってきた 彼女は

いろんなことを教えてくれた。

私は、ピアノの先生として 

彼女に なにかを伝えられているのかなと 考える。

共に成長してきた 20年だったのかなと 振り返る。


ピアノ教室のあり方

いや、音楽に対する考えを


いろんな形で、学ばせてもらっている日々。


子どもたちが ぐんぐん 大きくなっていくように

私も、ピアノの先生として 

ぐんぐん 成長していきたいと思う。


そして、

みんなにとって

それぞれの ピアノ教室 の「心地よさ」を

創っていこうと思う。

ピアノ教室は 

それぞれの「居場所」あって欲しいと

改めて見えてきた。



あっ!

プレゼントは、私が 食べちゃいました。。。。


           食いしん坊の先生より