これからが今年の本物の写真です。
祇園祭のあいだ、家のお宝を通りを行く人に公開します。
屏風祭りです。
豪華な町家です。
ここで、祇園祭の復習を。
祇園祭は疫病と地震のため多数の死者が出た年(西暦869年)、これ以上祟りや死者が出ないように、
神泉苑に66本の幟を立て御霊会を修し、除疫を祈った事が起源である。
(神泉苑は弘法大師縁の寺で今は東寺(教王護国寺)が管理をしています)
66という数字は当時の日本の国の数です。
この地震は貞観地震と呼ばれ三陸、陸奥で起きた大地震でした。
(この後の神幸祭の時に京都市長、知事も貞観地震と今年の大震災を重ねて挨拶をしてました)
思えば今年の祇園祭は不思議でした。
当時と同じ東北地方で大地震でたくさんの方が亡くなりました。
梅雨が鉾立ての前に上がり、宵宵山から巡行までのハイライトの間、雨が降りませんでした。
いつもなら、宵山の最中に土砂降りの雨が降ったり、雨の中の巡行など、必ず雨が降っていました。
そして巡行が終わったとたん、18日から雨が続いています。
祇園祭は日本の祭りのほとんどの祭りがそうである豊作を感謝する祭りではなく、災害により亡くなった方の魂を鎮め、これ以上災厄が来ないように祈るお祭りです。
正式には祇園御霊会です。
そう言う気持ちで振返ってみると特別な祭りだと思います。
これからは新町通りで撮影した写真です。
祭りの雰囲気が感じられる写真が続きます。
一番手は必ず長刀鉾です。
長の字は織田信長の手と言われています。

新町通りは狭い通りで、電信柱の間を縫うように鉾は進みます。

鉾の高さがよくわかると思います。
約25mあります。
一番上の鉾頭は長刀です。
芦刈山です。
山は必ず真松とご神体があります。
こちらのご神体の衣装は重要文化財です。

函谷鉾
鉾はやはり大きいです。
迫力満点です。

四条傘鉾 子供達のお囃子です。
実は炎天下を2時間ぐらい歩いてるので、みんな疲れています。
今度は月鉾です。
月鉾はお人形を乗せています。

すぐ近くを通る鉾。
見上げると高いです。
迫力の写真です。

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