昨年末から書こうと思っていた
調判定の指導①
の続きです
調判定、調判定言ってますが、
そもそも調って何だろう
調号があれば調性があるんだろうけど、
入試問題みたいに臨時記号で書かれちゃったら、
「無調」と何が違うんだろう
と
ギモンが沸いてきませんか?
こういうの
生徒に質問するのですが、
みんな
「そんなこと一度も考えたことない」
と明るく言います
調性のある音楽だと、
音一つ一つ、またそれに付く和音(音階上の和音)それぞれに役割があり、
次にいく音や和音の進行が決まっている
ので、抑揚が生まれ、フレージングが決まります。
ここが機能和声の面白いところで、
これを勉強するために音階や和音を勉強しているようなものなのに、
定番の黄色い楽典の本(「楽典ー理論と実習」音楽之友社)ではこの部分をあまり扱ってないので、
何のために長三和音だとか属七、減七…とかを勉強しているのかわからず丸暗記、というのを残念ながら多く見かけます
特に、四和音(七の和音)については
先述の黄色い本はホントにチラッと書いてあるだけで、
その後和声をやる時には
まず、属七、あと減七(属9の根音省略形)、
短七(長調のⅡ度7)、減五短七(短調のⅡ度7)
はよく使うので、三和音覚える時に一緒に覚えておきたいところです。
「音階上の和音」と呼んでいますが、
これが後々重要になってきます。
和音の種類を覚えたら、
この音階上の和音を作ってみましょう。(長短調の両方。短調は和声短音階で。)
どの調でも積み重ねられること、
特に和音度数を見てパッと積み重ねられること!
そのためにも、ローマ数字に慣れておくこと。
ⅣとⅥ(4と6)を最初は間違えやすいです。
ここまで出来たら、
和声進行の勉強へ。
あれ、
調判定の勉強じゃなかったっけ?
と声が聞こえてきそうですが
もうすぐ結びつくので
続きをお待ちください〜
生徒がとった聴音も、
どんどん課題として使っちゃう。
和声記号を書いてきてもらいます。
この辺りも次回詳しく書こうかと
続く
道は長い
♪♪♪♪♪♪♪
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