2016年の自由劇場以来の『ガンバの大冒険』です。
約8年ぶり。
ファミミュの中では、あまりご縁のない(=数回しか見ていない)ミュージカルです。
でも、だいたい覚えています。
そんなガンバですが、お稽古の写真で岩井千秋さんが潮路だったので、それだけで、期待が高まりました。
さてさて、今や四季の全国公演の聖地と言ってもいいハーモニーホール座間、ちょっと駅から遠いのと、周りに何もないのが残念ですが、行くしかないですよね。
(個人的には相模女子大学グリーンホールの方が好きです)
開幕だけたあって、吉田社長もいらっしゃっていました。もちろん、ロビーはオタクらしき人たちで、大混雑していました。
ガンバの大冒険は、展開がスピーディで、笑いあり、決闘あり、悲しみありです。まあ、登場人物が個性的で、(紹介もあるため)わかりやすいのもいいですね。
見ていた飽きないと思います。
よくできたファミミュです。
「行こうよ仲間たち」は、いい曲だと思います。
さてさて、キャストのことを書きます。
(早く書きたかった)
ガンバの伊藤駿佑さん、第一印象は、(あたり前ですが)ダンスがキレています。
ガンバ役で、これだけ踊れる人は初めてかもしれません。あんなフェッテ系のターンを連発する過去にネズミはいなかったなぁー
そして、歌の方も、けっこういけるなぁーって思いました。
これは、ガンバ役に選ばれるわけだと納得しながら見ていました。
マンプクの豊岡陽菜さんは、エルコス以来です。
まあ、何ともカワイイネズミ。笑いを取るのも上手いですね。
そして、ガクシャは、荒川務さんです。
たぶん、いや、間違いなく荒川さんがガクシャなので、舞台がとても引き締まった感がありました。進め方が上手いのです。セリフが上手いですよね。
荒川さんがガクシャか〜と思ったりもしますが、年齢に応じて適役を見つけるのも良い俳優の条件かもしれませんね。
ヨイショの狩野勇人さんは、最高ですね。
まず、雰囲気が素晴らしい。役を作っていますね。
観客の目をひきますよね。
あと、セリフが良いです。カシームの時もそうでしたが、迫力があります。
イカサマは小野日歌里さん。
歴代イカサマはかっこいい(クールな感じ)のですが、小野さんもかっこよかったです。
バレットは山田祐里子さん。
バレエ出身の祐里子さんの良さがいっぱいです。
ともかく、祐里子さんのしなやかなダンスがステキです。
ジョン万次郎も良かったですが、パレットの方が祐里子さんの魅力をたっぷりと楽しめると思います。
シジンは有賀光一さんです。
上手いなぁーと。セリフ回しが素晴らしいです。
また、有賀さんのダンス、貴重かも🫢
ボンヤリは、梅村令悟さん。
本当にぼんやり😶🌫️でした。
地なのか演技なのかわかりませんが、ボンヤリそのものでした。
ネタバレですが、死ぬところは、子供から「ボンヤリ
〜(しっかりして)」と声がかかっていました。
それくらい、ボンヤリが受け入れられているのだと思います。
オイボレは堀米聰さん。
見せ場(食料を取りに行く場面)では、それまでの年老いた感じとは違い、迫力ある演技でした。
ノロイの片山怜也さん、メイクのせいもあるのですが、悪らしくて良かったです。
でも、悪なのですが、バナナ🍌を食べて、その食べ方が会場の笑いを誘っていました。
バナナであそこまでウケるなんて。。。←間違いなくプロです。
そして、本日の(個人的な)メインは、潮路の岩井千秋さんです。
アナ雪と美女と野獣で、何十回と見ていますので、最初のネズミ紹介の場面でも、アンサンブル(その他のネズミ)として、踊っていました。
ダンスは上手いですね。
ターンは高速で、祐里子さんより速いです。
そして、島になると、潮路として登場。
何ともいえないかわいさです。
歌は、澄んだ声で上の音もきれいにでていました。
フルで歌を聞くのは初めてですが、合唱系の美しさ。
メゾソプラノかな。
これでリズム感がよければ(きっといいと思います)、主役級をやれそうです。
セリフも抑揚をつけていました。
ネタバレですが、死ぬ場面は、会場がシーンとなりましたね。ボンヤリが死ぬ時とは、違って、ヒロインの死ですから、それを観客に伝えきるだけの演技なのだと思います。
歌って踊れて、久しぶりに感動しました。
宮田愛さんのように、潮路の後、大きな役を勝ち取れるといいですね。
個人的には、歴代潮路の中では、マイベストです。
ファミミュですが、よくできていて、感動します。
全国公演、がんばってください。
ぜひ、全国公演の後、自由劇場に来ないかなぁと期待しています。