ライオンキングが中止になりました。
今となっては、よくあることで、珍しくもないのですが、このままでいいのかなぁと考えてしまいます。

日本の厳しいガイドラインのせいで、演劇界はなかなか先が見えてこないと思います。
この辺、BWやWEとは、明らかに異なります。
昨年のいつかの吉田社長のインタビュー記事でも「きつい」との印象を受けました。

一般的には、3つの苦痛があると思います。

まずは、経済的問題です。
ライオンキングの公演中止で、1000万円以上の収入減ですよね。
経済が安定しないと、継続性の問題などになります。
これが、一番頭が痛いと思います。

次は、体力的な問題です。
例えば、出演のない俳優さんは、いつでも出演できるように準備しておかないといけませんよね。
ゆっくり休む時間がないです。
俳優さんなど、一般の人より体力があるとは思いますが、やはり、休息は必要です。
疲弊すると質の低下につながります。

最後が、精神的な問題です。
幕が開くかどうか、いつ中止になるのかなどなど、不安になると思います。
そもそもこの先どうなるのって将来への不安があると思います。
これでは、情緒不安定になりがちですよね。
もちろん、経営陣も先が見えませんから不安だと思います。
これが、もっともやっかいな問題かもしれませんね。


先週、コロナの5類への検討が、始まりました。
(閣議で岸田首相が指示していますので、実質的に5類への移行は間違いないと思います)
ただ、5類になったからといって、コロナが変わるわけではなく、コロナへの対応が変わるだけです。
基本インフルエンザと同じ扱いのようです。

マスクも屋内でも不要とする案が出ていますが、現実的にはマスクをする人しない人と分かれそうですね。
そうは言っても、夏くらいには、マスクをしない人が多いのではないでしょうか。(暑いですからね)

とても気になるのが、劇場のガイドラインがどう変わるかです。
たぶん、相当緩和されるはずです。
いや、5類ということは、平時に戻るので、ガイドラインはなくなるかもしれません。

観客のマスクもどうなることやらです。
しばらくは、観客にマスクをお願いするのかもしれませんが、強制もできないかもしれません。
ただ、お手紙やプレゼントなどは解禁されるかもしれませんね。

ともかく、5類になれば、3つの苦痛のうち、経済的苦痛を取り除いてくれるのではないかと期待しています。と、同時に、体力的な問題も小さくなりそうです。

しかし、精神的な問題は、個々によるところが大きいと思いますので、そう簡単ではないかもしれません。
これは、我々にも当てはまるかなぁと思います。

個人的な思っているのは、コロナは無くならないので、うまく付き合うしかないのだと思います。
うまく付き合うというのは、自分でいろいろ考えてやっていかないといけないということです。
どんな時外出しない方が良いか、変な人には近づかない方がよいとか。

申し訳ありませんが、基礎疾患の方や高齢者は、さらに、自分で注意力を上げないといけないのかもしれませんね。

今後、公演中止ということが起こらないようになればいいですね。