ミュージカル・ギルドq.第19回公演「BRAVE HEART~真実の扉を開け~」
現代日本の社会問題を題材にオリジナルミュージカルを発表してきた劇団ミュージカル・ギルドq.が2019年8月に発表した「Signs!~微力だけど無力じゃない~」以来となる2年ぶりの新作。コロナ感染症の流行の中で、日本の政治とメディアをめぐる問題が大きくクローズアップされた。権力とメディアの癒着、その下での報道の在り方、またメディアの中での性差別の問題など、長年メディア業界とりわけ新聞業界に身を置いてきた筆者が、メディアの最前線で働く新聞記者たちの苦悩と奮闘ぶりをミュージカルとしてエンターテインメント性も持たせながら描きだす。そして、今のメディアの抱える問題を浮き彫りにしながら、知る権利を守る最前線で頑張るジャーナリストたちへのエールを贈る作品です。
■上演スケジュール
2021年4月7日(水)~10日(土)
■会場
IMAホール(練馬区光が丘)
■ストーリー
秋月美沙子は東都新聞の記者。社会部・特報班で後輩の向坂皆人と政府の補助金事業めぐる疑惑の取材にあたっていた。この事件をめぐりライバル社の東山謙とも取材でしのぎを削っていた。この疑惑の中心にいたのが長期政権を支える官房長官・瀧清重だった。美沙子は向坂とともに瀧を追及すべく官邸記者クラブへと乗り込むが、そこには美沙子の上司の村井正嗣が政権におもねり会見を牛耳っていた。その官邸記者クラブに、合同通信の官房長官番として向坂の大学の後輩・舞島朱里が配属される。会社からも将来を嘱望されていた朱里は、美沙子らと出会い疑惑の取材に関わっていく。そんな折、向坂は財務省官僚の森川修二からある資料を託される。それは疑惑の証拠となるものだったが、森川が危うくなることを怖れ向坂は美沙子にその資料の存在を隠す。一方、美沙子は尊敬する東都新聞初の女性編集長・西崎玲子の指示も受け、瀧を追及すべく官房長官の定例会見についに乗り込む。
新聞業界を知り尽くした作者が多くの記者たちへの取材をもとに描き上げた政治エンターテインメントミュージカル!
■出演者
沼尾みゆき
後藤夕貴
井口大地
石井雅登
藤森裕美(イッツフォーリーズ)
石原慎一
安達星来
中村香織
柳瀬亮輔
秋山秀樹
森田浩平
石井裕貴
鈴木紀寛
小田原徹
大久保祝臣
尾曲 凱
関野里美
安井摩耶
湯田 光
長田珠澄
定本理佐
遠田 楓
■スタッフ
作・演出 田中広喜
音楽 田中和音
振付 松本和宜
歌唱指導 金田まり子
舞台美術 浅井裕子
照明 中田隆則
音響 須藤浩(サウンドオフィス)
舞台監督 髙橋淳一
劇団代表 石村淳二
ゼネラル・プロデューサー 田中正美(STOIK)
■チケット