プラスチックが心臓に与える壊滅的な影響 | 加藤 豪(Go Kato)

加藤 豪(Go Kato)

1人でも多くの人が救われるように、聖書の福音を述べ伝えています。

 プラスチックはしばしば実用品とみなされ、使用された後、廃棄され、リサイクルされ、すぐに忘れ去られます。しかし、プラスチック製品や包装に含まれる化学物質が心臓病と関連しており、人間の健康に害を及ぼす可能性が明らかになっています。

 

●心臓を守るためにプラスチック製品に注意しよう

 カリフォルニア大学リバーサイド校の学者による研究では、プラスチックに含まれる化学物質にさらされると、子供も大人も心血管疾患になりやすくなると述べています。

 

 上記の研究は、内分泌かく乱化学物質(EDC)と特定の遺伝子がどのように相互作用し、心臓病のリスクを高める可能性があるかに主眼を置いています。 EDCは身体のホルモン機能を乱し、生殖や免疫・神経系の適切な作動に影響を及ぼす可能性があります。 さらにEDCは、がんのリスク上昇の一因であることも確認されています。

 

 最近の大規模研究で、EDCへの曝露と動脈硬化の発症との間に衝撃的な相関関係があることが明らかになりました。 この驚くべき関係は、脂肪、コレステロール、その他の物質からなるプラークが動脈壁内に徐々に蓄積し、硬化と狭窄を引き起こすことを明らかにしています。 この発見は、日常的な環境要因が心血管系の健康に及ぼす驚くべき影響を強調するものです。

 

●EDCのパズルはまだ完成していない

 科学者たちは、プラスチック化学物質や家庭用品に含まれる化学物質が、EDCとしてどのように機能するかをよりよく理解するために、今も熱心に研究を続けています。 さらに、マイクロプラスチックがEDCを隠し、人体に伝達し、アテローム性動脈硬化を促進することも懸念されています。

 

 ある種のEDCがプレグナンX受容体、略してPXRとして知られる細胞センサーを活性化するという先行研究の発見が、さらに興味をそそります。 このセンサーは体内の異物化学物質を感知するのに重要な役割を果たし、最終的にはアテローム性動脈硬化の進行に影響を及ぼすのです。

 

●プラスチック化学物質との接触を避ける

 プラスチックの中には有害な化学物質が潜んでおり、ペットボトルの水から食品、溶剤、農薬など、さまざまな製品に混入しています。 そのような製品に触れる機会を完全になくすことは不可能に思えるかもしれませんが、意識を持って取り組み、健康への影響を最小限に抑えるための積極的な対策を講じる価値はあります。

 

 ペットボトルの水やプラスチック包装の食品ではなく、ガラス瓶に詰め替えるという環境に優しい方法を選びましょう。 あるいは、コーヒーなどは自宅でコーヒーを淹れるというDIY的アプローチをとってみてはいかがでしょうか。 懐にも優しいこの習慣は、お金を節約するだけでなく、使い捨てのプラスチックカップや蓋の危険性を回避し、あなたの財布と健康に大きな違いをもたらすことでしょう。