英屋さんに数年ぶり。2023年7月。
 
 
 
久しぶり、みたいな感じで出迎えてくださる。
(なんか顔を覚えてもらっている店に久しぶりに行くの、照れる・・・・)
照れるっていうか距離感がわかんなくなってる・・・。
 
日向夏のクラフトビールあるんのでするか?上擦る声、誰がって、ムシマルの声がだ。
ほ、ほな、それを。
 
アルコールを摂取すれば、もう距離感とかどうでもよくなる。
純度100%の雑念になる。
付き出し枝豆。
 
さてメニュー―!
あああ、絶招。
英屋さんのクオリティは健在だとメニューからうかがえます!
刺身かー―、刺身から行くかー?
英屋さんと言えば外せないのが牡蠣(個人の意見)だし、肉もうめえ。
 
シンプルに唐揚げもよい、「さあ、乾きをそのビールで癒すが良い」って言ってもらえそうじゃないか(個人の主観です)。
 
悩む、だって可能性しかないから!
 
 

【金目鯛とアジ刺身】

あえてのカツオ避け。
カツオはもう、わかっちゃってるからね旨さを。
 
彩色が逆光を受けたような綾。
もうサカナイズビューティフル。
 
 
金目鯛は炙られて脂出て、
ぶにんぐにんと、魚身に振り回されそう。
そう、太陽みたいにね!
 
しっかりと、旨み汁が出る味。
あーー日本酒に溶けそう。
 
アジも、天使な小生意気さ。スプリングバレーなのでは?という弾力。
光るものがあります、ほうき星のように多くのものに見とめられるでしょう。

 

 

 

【つくねとピーマンと卵黄】

初注文かも?
やきとり屋さんにありそうなメニューを発注。
(ピーマンとつくねは一緒に齧るとネーミング的に良いのか?)
 
!んあーー!

ピーマンが光子力研究所のバリアーくらいパリーンと割れます。

それがつくねをやさしく守護ります。

 
 
タマゴひたひた、
つくね自体がコリコリやら、いろいろを内包した小世界。
黄身を合わせると、ステゴロ最強。
うまみ成分が馬乗りになってムシマルを打ちのめす。
グレーシーつくね術だ。
 
情報が全部入ってくる!野菜と肉とたまごとの大地の恵み!
俺は今までなんもしらんと生きてきた!
 
 
どうしようか・・・すすめばふたつ、にげればひとつ・・・。
 
よし、追加注文!
(・・・久しぶりだと止まれない・・・。
 どんなに速くても、ブレーキのない車は欠陥品。いずれカーブを曲がり切れない)
往くよ。
 
【ナガレコアスパラバター炒め】
アスパラがからっとしてナガレコもバターで陽キャになった!
みたいな姿をしているだろう?
 
鼻が無事なときにたべたらいいですよ!
バターが貝を後ろから大プッシュ。
 

後味バターが酒を乾させます。クレイジーなくらいに鼻に贅沢させている、耳が嫉妬を始めました。

 
ナガレコは、オベリスク(遊戯王のやつ)くらい場に出たら最強。
歌い出したくなる。花一匁を。
肝も入れてくれてるんですが、この肝がまた・・・座ってなかったら膝から崩れ落ちる味の塊。

胆が据わって、ムシマルが崩れ落ちるとは皮肉だね。

お口の中がハッピーカーニバルですわ。

 
 
このはたらきは、どちらかといえばビール向け。
そして日本酒はうらつかさという裏ゾーンへ。
 
日本酒【うらつかさ】
司牡丹が裏物を出した…。
 
針金みたいに芯の通った切り口。
息が、呑んだあとの息が、彩られます。
 
この酒は、目的をもって持ってしまった。
もっと供物を欲する。
 

【椎茸天ぷら】

大根おろし天つゆにチャポンと椎茸、

肉厚がマッシブに深い快楽に連れてってくれている。

添えられたシシトウまで当たりのジャックポット!
椎茸天ぷらはもはやタンパク質だし、もはや翼。
このキノコ、トぶぞ。
 
塩でもダシつゆでも。

ああ、菌類に支配されてもよい。許す。

人類を裏切ってもよい天ぷらの厚さと熱さ。

 
鯖寿司食べようと思ったらお腹いっぱい。
 
 
4800円です。
 

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