マレーシア昆虫教室② | 虫ガールと恐竜ボーイ

虫ガールと恐竜ボーイ

虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

(前回のあらすじ)
マレーシア昆虫教室にやってきた我が家。
夜になり、昆虫採集に出発する前に
「先に『恐怖の館』へ行こう・・・」
と先生の一言。
恐怖の館とはいったい何なのか?!




というところから今回のお話です。

その気になる恐怖の館とは、ホテルの使われなくなった棟にある。
そこは掃除もされず、ほこりが溜まり荒れ果てていて、
電気もつかないので暗くなるとけっこう、いやかなり不気味。
そこに懐中電灯片手に一列になって向かう。
一人だったらけっこうな肝試し・・・。

入り口から2階分ぐらい下った部屋の前で先生立ち止まる。
「ここです・・・」


ガチャリとドアを開ける。
中も暗くてバイオハザードの気分満載。

本気でゾンビでも出てきそうな廃墟の部屋の中に入ると、ベランダだけが明るかった。
「フードある人は被った方がいいです。白い服の人は気をつけてください」

先生の指示通りベランダに出ると・・・、
暗闇の中真っ白に輝くシーツ。
そこに群がる大量のばかでかいセミや蛾!!

テイオウゼミ(多分世界最大の馬鹿でかいセミ)とか、
先生も名前がよく分からないばかでかい蛾などがたくさんみつかり子供達は大喜び。

と、いうことでいわゆるライトトラップのお部屋でした。
頭上に虫が飛び交い、たまに顔に当たってきたりする。

恐怖の意味、判明。

フツウの女子にとっては多分地獄でしょうなあ。

 

そんな感情はこの子供達を育てているうちに捨て去った母にとっては特に何でもなかったけど、

ただテイオウゼミが当たるのだけはビビるのでやめてほしいっす。マジで。

なんと写真を撮り忘れたので、別のときに水銀灯だけつけた部屋の写真です。
こんな密度でもっとでかい蛾などが集まっていたとお考えください。


娘は始めは男子たちと同じように喜んでいたものの、
足元を見たときにこの館が真に恐怖の館であるゆえんを発見してしまった。

すなわち、

集まってきたものの床に落ちて人に踏まれた虫がもがき苦しみ、

床は一転阿鼻叫喚の地獄絵図となっていた。

おそらくさっきからキャッキャとセミを追いかけているボーイズにもいくつかやられたんだろう。


そんな様子を見てしまった娘。
虫愛が発揮されないはずがない。

「ちょっと!みんな下に気をつけて!!虫いっぱい踏んでるよ!!」
「走っちゃダメ!走ると危ない(オマエたちじゃなくて虫が)!!」


と男子陣に注意。
そして自分は踏まれないようにキラッキラのキレイなコガネムシたちを拾っては避難させていた。

そんなこんなであったはずの時間が瞬時にして過ぎ去り、
やや押し気味で本命の採集にでかけたのでした。

つづきます。

やべえ!恐怖の館で1回分が終わってしまった・・・!!