検証山行 | ロフトで綴る山と山スキー
2012-09-30 23:13:17

検証山行

テーマ:山や花

            やはり道間違い、そして滑落・・



         9月15日に虫倉山で発生した登山者行方不明、そして三日後に遺体で発見された


         遭難事故。地元山岳会として原因探求と今後の防止策を考える為に検証登山実施。





     最初に本日のルート図を(元図は中条支所にある1/10000地形図)
ロフトで綴る山と山スキー-ルート図

  A・・遺体発見 B・・ヘリにて収容 C・・滑落上部 D・・廃道合流 E・・小虫倉コース1230.2ピーク



     AT 8:22 トライアルランド上部林道終点からスタート ロフトで綴る山と山スキー-0930_0822





     沢に入ると直ぐに水道取水層があり、此処までは草刈りも行なわれ人が入る
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               AT 8:40 暫く遡行すると落差6mほどの滝
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     濡れて嫌らしいので左岸を高巻けるか探る・・、が脆い岩に巻は断念
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     会長が正面から突破しお助けロープを出してくれクリア(此処が本日の核心だった)
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     滝の上部は左右が切り立った崖で右岸から枝沢の入る陰湿な渓相
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               その枝沢は7mほどの滝から始まり遺体は滝の下で見つかった(合掌)
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               ※地図上のA地点





            滑落までの経過を辿るため、滝直登は無理なので本流を遡行し尾根を乗越す事に
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     地図上のB地点少し先から右岸に取り付き尾根を越え枝沢に降りる
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          滑落場所を上から覗こうとCから下を見ると3mほどの滝、明らかに人為的に抜け落ちた

          と思われる草が見え、その先20mがAの滝落ち口
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     Cに至るルートを逆に辿るため、人か獣か不明だが踏跡を頼りに廃道の残る尾根へ向かう
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     尾根筋の所々には明らかに登山靴と思われる痕跡が見つかるロフトで綴る山と山スキー-0930_1027





     この道の存在を知ったのは今日が初、廃道となって久しいが道らしきものは確かに残る
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     長野市中条支所(旧中条村役場)にある昔の地形図に此の道は記載されている
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     AT 11:02 E地点(小虫倉コース1230.2mの小ピーク)に到着、取り敢えず倒木で廃道入口を塞ぐ
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     F迄登るが其処では道間違いの可能性は低く、Eまで戻ってやはり此処で間違えたと確信
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     AT 12:17 地京原虫倉神社へ下山し昼食をとりながら検証の再確認
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※検証山行の結果、遭難した女性は小虫倉コース下山中にトラロープの連続する難所を過ぎ1230mの


 小ピークへ登り返し一安心、南へ真直ぐ降るべきところ東(左)に開けた廃道跡へ足を踏み入れた。


 道は時々不明瞭となり遂に1150m付近で左方向の沢筋へ降りてしまった。


 A地点上部にある二つの小滝をどの様な状況で転落してしまったか推測するしかないが、最初の転落


 で意識朦朧となり次の滝を落ち致命傷を負ってしまったのか?


 何れにせよ応急の対応として廃道への入口を塞ぎ道間違いを防ぐ措置をしたが、赤テープで正しく誘導


 するなど恒久的対策を取りたい。


 台風の接近で午後から雨予報だったが、検証を終え家で山装備を片付けていたら雨が落ちだした。


 区切りの雨であり、残念な結果に終わってしまった鎮魂の雫でもあるかのように・・・・