雪山研修会-Ⅱ
使わずに済ませたいアバランチ・ギア
研修二日目、朝一番で鹿島槍スキー場ゲレンデ上部に入り午後三時までみっちり
フィールド研修。
雪の観察、弱層テスト、ビーコン操作、そして模擬雪崩埋没者捜索、負傷者搬送など
盛り沢山の研修カリキュラムを消化、改めて雪山に向かう原点に帰れた。
撮影機材:カメラ CANON PowerShot SX130 IS
(AT 9:18) 昨夜の降雪で第10リフト営業開始が遅れ、林道をハイクアップ
林道脇の斜面で研修開始、先ずは雪の層観察のため積雪壁の掘り出し (;^_^A
雪洞を掘るようにして作った地表までの雪壁、観察用塗料を吹き付けたり雪温を測ったり積雪層の観察
(因みに、この地点の積雪は2mで昨夜来の降雪は約30cm)
新雪を除き深さ60cm程度の30cm角雪柱を残しシャベルコンプレンションテスト、続いてハンドテスト
コンプレッションで破断は無かったが、中程度のハンドで20cm下のシモザラメ層で破断
(AT 11:28) 午前の最終カリキュラムは雪中に埋めたビーコンの探索
午後一、パーティーのメンバーが雪崩に巻き込まれた・・と想定して捜索~救出の模擬訓練開始
最後はツエルト利用による負傷者搬送訓練、降りは良いが登りは・・(;^_^A
(AT 15:07) 二日間のカリキュラムを終え閉講式、山岳総合センター所長から修了証授与
二日間に亘って行われた研修は無事終了、雪崩リスクマネジメントは雪山に入る者として常に念頭に置き
細心の注意を払わなければ・・と再認識。
また、イザ遭遇した場合、如何にすれば素早く対応できるか、仲間との山行機会を見つけては模擬訓練を
行ないながら自分は勿論、メンバーのリスクマネジメント意識向上に繋げたい。
山は楽しく安全に・・故柳澤先生の言葉を想い出させてくれた二日間でもあった。
~お終い~