阿弥陀岳南稜 | ロフトで綴る山と山スキー

阿弥陀岳南稜

バリエーションルートとされる阿弥陀岳南稜にトライ!


P3と呼ばれるピークは、サイドのルンゼ状を登るのだ

がそこが核心部と言われている。

多少なりとも岩場の心得が有る人なら問題無く登れる

と思うが、安易にお薦めはしないでおきます。。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0622 -6:22
             【案内板】

船山十字路に車を置き林道歩き開始。一応一般向き
では無いと書いてあるが。。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0644 -6:44
             【案内板】

広河原橋を渡り暫く行くと右手にこの標識があって
進むと沢を渡り、立場岳へ続く尾根斜面に取り付く。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0653 -6:53
             【案内板】

やがて右から旭小屋経由の道と合流し、本格的な尾
根歩きとなる。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0704
             【警告板】

道の左右は地元の異なる財産区所有らしく、境界杭
が頻繁に立っており、更に右側は立入り禁止の針金
が延々と続く。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0708
          【見張り小屋?】

途中、シートで小屋掛けしたこんなモノもあった。。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0808 -8:08

            【権現・編笠】

樹林の立場岳を過ぎると右手がザレ、開けた空間に
権現岳が意外に高く聳えていた。

ロフトで綴る山と山スキー-0906_0813
         【ゴゼンタチバナ】

登山道脇では赤い実をつけた花が秋の訪れを示す。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0819 -8:19

             【青ナギ】

出発から丁度二時間、右手が大きく崩壊した青ナギ
到着。生憎ガスが湧くものの南稜を前に闘志も湧く。

ロフトで綴る山と山スキー-0906_0817
          【タチコゴメグサ】

日当りの良い草原には夏の名残りの高山植物が幾つ
か歓迎してくれる。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0820
           【ウメバチソウ】


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0839
         【ミヤマトリカブト】

あ、これはすっかり秋の花だった。。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0900 -9:00

          【P2564の標石?】
しっかり埋めてなかったのか?地面に倒れていた。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0901
           【南稜全容】

漸く南稜の全貌が眺められ、いよいよ・・の気分。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0902
          【核心部と山頂】


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0909
           【ヤマハハコ】

P3基部に至るまで色々な花が楽しませてくれる。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0913
          【タカネナデシコ】


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0928
          【トウヤクリンドウ】


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0932
            【キンロバイ】


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0935 -9:35
           【プレート】
P3基部にあるプレート、ダイレクトに登るには中
級者でザイル必要、それ以外は←と読める。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0938
           【ワイヤー】
案内に従い左へ下がり気味に行くと、突き出た岩の
トラバース。このルート唯一のワイヤー固定箇所。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0939
          【ルンゼ取り付き】

いよいよ核心部。日当たりが悪く常に濡れているが
ホールドとスタンスは豊富なので、基本通り登れば
問題ない。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0940
          【中間から上部】

上部草付きには踏み跡が幾つか残り、ルート選択に
迷うほど。最後は左側稜線へ抜ける。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0943
          【タカネヒコダイ】

ルンゼ中盤からは流出を免れた土に色々な花が咲き
足場を確認しつつ何点か撮る♪


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0946
          【ミヤマアケボノソウ】
これは初見参の花、そんな時は自分の居る場所も

忘れ取り捲ってしまう(苦笑


ロフトで綴る山と山スキー-0906_0954 -9:54

           【P4と山頂】

P3のルンゼを登り切るとハイマツの明るい斜面♪
P4の左奥に見える山頂からは話し声も聞こえる。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_1020
          【イワベンケイ】

山頂目前に、ザレた岩稜の間に咲く花を撮る余裕も


ロフトで綴る山と山スキー-0906_1021
         【ミヤマオトコヨモギ】

ロフトで綴る山と山スキー-0906_1017
          【辿って来た南稜】

振り返ればおよそ岩稜とは見えないハイマツ帯の道。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_1022 -10:22

           【阿弥陀山頂】

あらぬ方向から姿を現したのを見て、先着の登山者
は怪訝そうな顔をしていた(笑


ロフトで綴る山と山スキー-0906_1025
            【取り敢えず】

ロフトで綴る山と山スキー-0906_1059 -10:59

             【下山へ】
赤岳~硫黄岳は姿を見せるが、他の方角は霧が湧き
眺望利かず。って事で山頂ステイ30分で切り上げ。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_1103
             【分岐】

下山は最短の中央稜を選択。こちらも一応はバリ。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_1105 -11:05

             【確認】
下方にガスが湧き後方を見てルートの確認(した筈
だったが・・)。


一時間で広河原沢に出合う筈が、一向に気配なし。

思い返せば、上部ハイマツ帯のザレた下りには長い

ロープが固定してあり、バリルートにしては親切だな

と思ったのだが。。。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_1136 -11:36

             【スライド】

総勢15名の中高年団体さんが登って来た。
この時点で間違えて御小屋尾根を下っていると確信。

ロフトで綴る山と山スキー-0906_1228 -12:28
            【御小屋山】

こうなったら腹を据え、珍しい花でもあれば撮ろう・・

とノンビリ降ることにする。


ロフトで綴る山と山スキー-0906_1241
          【ミヤマモジズリ】

この花とは久々二度目の対面。ネジバナと違って

こちらは同じラン科でもテガタチドリ属。
小さな人形が一杯ぶら下がってる様で可愛い~♪

ロフトで綴る山と山スキー-0906_1349
          【ハナイカリ】
標高2,000m前後の明るい林床に群生していた♪


ロフトで綴る山と山スキー-0906_1359 -13:59
             【帰着】

南八ッに残る未踏の何座か、その中で阿弥陀は南稜
からと決めていたが、今回取り敢えず欲求充足!
入山者の少ないルートへ単独でというのは余り褒め
られた話ではない。
※多少反省するも暫くは続きそう。。


計画では下山路に中央稜を降る予定で、分岐の標識
に従ったつもりだったが、何処でどう間違えたのか?
いまだに納得できていない。

確認の為、もう一度リベンジあるかも(苦笑


  撮影機材 カメラ:PENTAX K100Dsp

         レンズ:SIGMA 17-70mm



                         -END-