八方尾根~唐松岳
海の日を最終日とする三連休、梅雨明けした筈なのに
パッとしない二日間。
自宅でヒマラヤトレッキングの会計報告を纏め (遅;
ウダウダしていたが、流石に三日目となれば何処かの
お山に出撃したいもの・・
って事で選んだのが黒菱林道を車で上がり、早朝から
お花を撮りながらの唐松往復。
天気が悪きゃぁ八方池止まりも視野に入れ出発~
【黒菱駐車地点】
自宅を出る時から霧の中、もちろん山も真っ白け (涙;
リフト運行前にゲレンデ(夏季は牧場)を登り始める。
【湿原遊歩道】
急な黒菱斜面を上がり霧の濃い湿原の木道に入る。
【アルペングラード】
最後のリフト沿いを行く先行者も霧に隠れがち・・
自然観察歩道も夏季用リフトが運行され、歩く人が少
ないのか幾分荒れ気味。。
【八方池山荘】
恐らく標高2000m辺りで雲海の上に出るらしく1950m
の此処はその境目で徐々にガスが薄くなってきた。
【雲海を抜ける】
山荘から暫く登ると思惑通り上空には青空が広がり
白馬三山も姿を現わし、気分はスッキリ!
大きな山容の高妻乙妻と、その左に妙高火打焼山
の頸城三山が雲海から頂を突き出している。
登りながら左方向に眼を転ずれば、先週歩いた山が
各々双耳峰比べをするかのように峰を重ねる。
【八方池】
展望写真やお花を撮りながらのビスターリ山行が続く。
お互い後立山の盟主を競うが、秀麗さで鹿島槍ヶ岳
大きさで五竜岳か?判定はニッコウキスゲ任せ(笑
青空・ハイマツ・残雪、このコントラストは夏山の魅力
に欠かせない要素かも。。
雲海に浮かぶ山々を眺めながら、登る人・下る人が
山座同定を楽しみ、ひと時を寛ぐ。
丸山から僅かの登りで稜線に立てば、目指す唐松
を中央に八峰や前衛峰が夏山の風情を演出する。
幾つかカーブを曲がると、突然前方に唐松山荘が
飛び込んでくる。稜線の向こうには立山も・・
【唐松岳】
唐松山荘前から山頂へと続く登山道。後立山の稜線
は概ね信州側が切れ落ち、越中側の傾斜は緩い。
知人のitadori氏によれば、冬の季節風でできる雪庇
が影響しているらしい。。
この写真を撮る直前、むらさんからの携帯で八方池
止りにするとのこと。デジイチ撮り比べを楽しみにし
頂上へ向かう途中から気付いていたが、山頂展望
を楽しんでいる間に輝きのピークに達した♪
先週布引岳で見た立山・剣に懸る虹、そして今日は
この彩雲。。次の山行では何が見られるかな?
【バッタリ♪】
山頂ステイを30分ばかり、往路は唐松山荘を覗いて
来たので、帰路は山荘裏小ピーク経由とし登り返して
いると・・、何と前方に山猫マーコさんの笑顔が!
昨年この時期に雪倉~朝日縦走をご一緒して以来で
今年1月大手術を受けた後、リハビリを兼ねご主人と
登りに来た由。パートナーを1時間以上も引き離し先行
するほど回復した・・と解釈しました(笑
お互い愛煙家?で、立ち話も何なので腰を降ろして
じっくり再会の喜びを語りあう。
15分ほど談笑し、再会を約して山頂へ向かう彼女を
見送り下山の途につく。
ちょうど腹も空いたので、雪田末端まで降りノンビリ
昼飯タイムとする。
下のカンバに設置されてるカウンター、左が往路時
右が下山時撮影したもので、何と上り下り合わせて
800人以上が今日だけで通過している!
【八方池】
往路は晴れていたが、やはり山の天気は変り易い
息ケルンから八方ケルンを振り返ると、午後2時近く
なのに沢山の人が行き交う。まさに八方銀座だ!
本音はビールを飲みたかったが、運転があるので。。
殆どの人は営業中のアルペングラードクワッドリフトを
利用し下って行く。
これまでの下りで膝へきている上、一直線の急傾斜
今日の行程中一番苦しい場所かも (涙;
※黒菱第三ペアリフトは夏季営業してるいるけど・・
【ようやく帰着】
下りのリフト2本分をケチらなくても良かったかな (笑
麓に降りたら倉下の湯に浸かる予定だが、今シーズン
からお目見えした足湯で取りあえず足の疲れを癒す♪
グズついた三連休だったが何とか最終日だけ日射しが
期待でき、お手軽唐松岳をチョイスしてみた。
結果オーライで雲海の上に出た後は夏山の醍醐味を
十分堪能し、デジイチとも心置きなく付き合えた (^-^o
余談1)軽トレッキングシューズ
ヒマラヤトレッキングの帰路、ナムチェバザールにて
格安で購入したこの靴。
ちゃんとした手縫いで底も一応ビブラムゴムを使用。
今回、本格的な山行に初めて履いてみたがグリップ
力も有り、なかなかグッド♪
荷物の軽い日帰り山行なら十分使えそう・・
何はともあれ、安物買いの銭失いにならねば良いが。
余談2)唐松沢偵察?
唐松山頂へ向かう鞍部から唐松沢を覗き込むと・・・
飛び出しの急斜面を凌げば、快適斜度が続きそう
滑るにしても左右からの雪崩が落ち着き、沢割れ
が始まる前辺りが狙い時かな?
※臆病な筆者には無理そうだが・・・(笑
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